ヤンキースの戦力分析
エース格のルイス・セベリーノは右肩の炎症により開幕投手を回避するだけでなく復帰が早くとも5月までずれ込むことをライアン・キャッシュマンGMが明かしている。
トレード、FAなどでメジャー契約、マイナー契約あわせて14人を獲得。
▼主な新戦力
ザック・ブリットン(左腕:FA)再契約
レックス・ブラザーズ(左腕:FA)
ダニー・クーロム(左腕:FA)
ダニー・ファークアー(右腕:FA)
J.A.ハップ(左腕:FA)再契約
DJ.ルメイヒュー(二塁手:FA)
アダム・オッタビーノ(右腕:FA)
ジェームス・パクストン(左腕:トレード)
CCサバシア(左腕:FA)再契約
ジョシュ・ストワーズ(外野手:トレード)
トロイ・トゥロウィツキー(遊撃手:FA)
▼予想ラインナップ
1.(三)DJ.ルメイヒュー
2.(右)アーロン・ジャッジ
3.(左)ジャンカルロ・スタントン
4.(捕)ゲーリー・サンチェス
5.(指)ミゲル・アンドゥハー
6.(一)ルーク・ボイト
7.(遊)トロイ・トゥロウィツキー
8.(二)グレイバー・トーレス
9.(中)ブレット・ガードナー
▼先発ローテ/クローザー
SP1:田中将大
SP2:ジェームス・パクストン
SP3:J.A. ハップ
SP4:ドミンゴ・ヘルマン
SP5:ルイス・セッサ/ジョナサン・ロアイシガ
注目ポイント
3年連続でライバルのレッドソックス に覇権を奪われ、そのレッドソックスはワールドシリーズを制した。まだ、再建期ともとらえることができるチームで、09年以来のワールドシリーズ制覇は厳しいかもしれないが、12年以来の地区優勝で東部地区の覇権は奪還したいところだ。
アーロン・ジャッジやゲーリー・サンチェスといった「ベイビー・ボンバーズ」に加え、ミゲール・アンドゥハーやグレイバー・トーレスらが台頭。
正遊撃手のディディ・グレゴリウスがオールスター前ぐらいの復帰になることから若いチームに実績のあるトロイ・トゥロウィツキーやD.J.ルメイヒューといった30代の内野手を追加してディフェンス面でも強化したようにみえたが、ここへ来て故障者が続出。雲行きが怪しくなってきた。
サバシア、セベリーノの両先発投手に加え正中堅手のアーロン・ヒックスも故障者リストで開幕を迎える可能性がでてきた。このため上記のような打線が予想される。
左翼手のブレット・ガードナーを中堅に回し、左翼には指名打者のジャンカルロ・スタントン。空いた指名打者には守備力に不安を抱える正三塁手のミゲル・アンドゥハーを入れ、三塁には内野のユーティリティとして起用予定のDJ.ルメイヒューが入る可能性が高い。
野手はこれでいいかもしれないが問題は、レッドソックスと比べて見劣りする先発ローテーション。ドミンゴ・ヘルマン、ジョナサン・ロアイシガはプロスペクトだが、昨年、数試合に投げただけでほとんど実績がない。
そのためFAで残っている先発左腕ジオ・ゴンザレスの獲得に関心を持っているという情報が流れた。
Report: Yankees maintaining interest in Gio Gonzalez. https://t.co/Xl73OxZW6J pic.twitter.com/InMqMQRoWv
— theScore (@theScore) 2019年3月15日