ヤンキースの若きエース、ルイス・セベリーノが年俸調停を回避して契約合意したことを複数のメディアが伝えている。
MLB契約情報
契約内容は、4年4000万ドルで5年目はクラブオプション1500万ドル(バイアウト275万ドル)。ちなみに、昨年のセベリーノの年俸は60万4975ドル。
年俸調停1年目でセベリーノ側が525万ドルを希望。それに対してヤンキースは年俸440万ドルを提示していた。
両者はこれを回避して合意した。その内容は
2019年 400万ドル+サインボーナス50万ドル
2020年 1000万ドル+サインボーナス50万ドル
2021年 1025万ドル+サインボーナス50万ドル
2022年 1100万ドル+サインボーナス50万ドル
これに5年目契約破棄(バイアウト)の場合275万ドル。
The New York Yankees will save money with the Luis Severino extension - Major League Baseball News - https://t.co/9H8sd73U7x pic.twitter.com/5Rebwcxk8R
— NY Sports News (@NYSportsNews365) 2019年2月16日
2023年は1500万ドル(バイアウト275万ドル含む)のクラブオプション。先日、フィリーズのアーロン・ノラが4年4500万ドルで合意したが、セベリーノの場合は、ノラを超える実績や存在感がある。
レッドソックスのムーキー・ベッツが調停2年目で2000万ドル、ロッキーズのノーラン・アレナドが2600万ドルで契約を結んだ。
これに対してローテーションの1番手や2番手のエリートスターターに支払われている金額を見ても、さらに、この2年間の実績(WAR10.12)を考慮しても球団側からすれば格安の契約になった。
昨季、MLB全体で14位だったヤンキースの今季の先発ローテーションは下記。ここ数年では一番充実しているのではないだろうか。
SP1:ルイス・セベリーノ
SP2:ジェームス・パクストン
SP3:田中将大
SP4:J.A. ハップ
SP5:CC サバシア
サバシアは今シーズン限りで引退を表明している。左腕のジョーダン・モンゴメリーはトミー・ジョン手術で19年は戦力外。
ほかに26歳のルイス・セッサやプロスペクトのニカラグア出身の24歳右腕ジョナタン・ロアイシガなどが控えているが、5枚目がやや心配な分、ブルペンでザック・ブリットンと再契約。FAでアダム・オッタビーノを追加して厚みを持たせている。