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MLB.comが報道 ヤンキースは先発左腕ホゼ・キンターナ狙い
現地27日朝に米誌『USA TODAY』が、ヤンキースはキンターナだけでなくロバートソンにも興味を持っていると報じたニュースは、どうやら誤報だったようだ。メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』が同日に関係者の話として否定する内容の記事を報じた。
ヤンキースはアロルディス・チャップマン、マット・ホリデーをFAで獲得し、ブルペンと野手を補強した。
しかし、ヤンキースに限ったことではないが、どのチームも先発ローテはコマ不足で、ヤンキースの場合も田中将大、CCサバシア、マイケル・ピネダの3人は確定しているが、残りの2枠はブライアン・ミッチェル、ルイス・セベリーノ、チャド・グリーンといった実績のない若手が名を連ねている。
そうした背景からキンターナに白羽に矢が立ったのかもしれない。明年1月に28歳になるキンターナは、2008年から11年にかけてヤンキース傘下のマイナーでプレーしていた。
ホゼ・キンターナの契約内容は?
契約は17年が700万ドル、2018年が885万ドル、30歳となる2019年がチームオプションで1050万ドル、2020年もチームオプションで1150万ドルと非常にリーズナブル。
この一連のトレードは、パイレーツも含めた3球団が絡むものに発展するかもしれないという観測もある。
考えてみるとヤンキースは、すでにブルペンがアロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、タイラー・クリッパード、アダム・ウォーレンと揃っているので、2年2,500万ドルの契約が残るロバートソンが、どうしても必要なわけではない。
このロバートソンもキンターナ同様に2008年のメジャーデビューから14年まで7年間ヤンキースに所属していた。
15年からはホワイトソックスに移籍して7年連続60試合以上の登板を続け、ここ3年はクローザーとして110セーブをマークしている。キンターナ以上にニューヨーカーには馴染みのある選手といえる。
水面下でのさまざまな駆け引きがあり、ストーブリーグは面白い。