MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2019 ディビジョン別の新戦力補強状況《AL-EAST》

 

ディビジョン別にどのチームがどの選手を補強したのか?各チームが、2018年オフにトレード、フリーエージェント(FA)、ウェーバーで獲得した選手たちを紹介したい。

 

ディビジョン別の新戦力補強状況《AL-EAST》

 

 

 

各球団のスプリングトレーニングがスタートするまで残り2週間になったが、オフシーズンの移籍市場は依然としてゆっくりと動き続けている。

 

 

MLB公式サイトでは今オフの全30球団の獲得選手を一覧形式で紹介している。以下のリストで、ディビジョンごとに新戦力を紹介。今回は、その第3弾、アメリカンリーグの東部地区だ。

 

 

ちなみに、下の一覧は1月末の状況で、太字は40人枠の選手。それ以外はマイナー契約の選手ということをご了承願いたい。

 

 

レッドソックス

 

ネイサン・イオバルディ(右腕:FA)

フアン・センテーノ(捕手:FA)

ゴーキーズ・ヘルナンデス(外野手:FA)

ティーブ・ピアース(一塁手:FA)

エラスモ・ラミレス(右腕:FA)

トニー・レンダ(二塁手:FA)

ザック・パットナム(右腕:FA)

カーソン・スミス(右腕:FA)

ライアン・ウェバー(右腕:FA)

 

 

球団史上最多の108勝シーズンで、ワールドシリーズを制したレッドソックス。9人がFAになったが、ネイサン・イオバルディ、スティーブ・ピアースと再契約している。ほとんどがマイナー契約選手で、大きな動きはなかったが、クローザーのキンブレルやジョーケリーがFAでチームを去った。

 

 

ヤンキース

 

ジェームス・パクストン(左腕:トレード)

J.A.ハップ(左腕:FA)

ザック・ブリットン(左腕:FA)

アダム・オッタビーノ(右腕:FA)

レックス・ブラザーズ(左腕:FA)

ダニー・クーロム(左腕:FA)

ダニー・ファークアー(右腕:FA)

トロイ・トゥロウィツキー(遊撃手:FA)

DJルメイヒュー(二塁手:FA)

CCサバシア(左腕:FA)

ジョシュ・ストワーズ(外野手:トレード)

 

 

この数年、ぜいたく税のリセットも考えてオフの投資を控えてきたヤンキースだったが、同地区ライバルの躍進を見て派手に動いた印象がある。

 

まず、ベテラン左腕サバシアと再契約。ここでも昨年の開幕前に指摘したが、レッドソックスと比べて見劣りのあった先発ローテーションには、ジェームス・パクストン、J.A.ハップの両左腕。

 

ブルペンは、ロバートソンと再契約せず、東部地区で実績のあるブリットンと再契約。さらにオッタビーノをFAで獲得して追加した。

 

内野はニール・ウォーカーがFAで代わりにルメイヒュー。手術で開幕に間に合わないグレゴリウスの穴をトロイ・トゥロウィツキー。マイナーを含めて11人が新たに加わって、このオフでA評価が、与えられそうな補強ではないだろうか。

 

 

 

■レイズ

 

チャーリー・モートン(右腕:FA)

エミリオ・パガーン(右腕:トレード)

ヤンディ・ディアス(三塁手:トレード)

ギジェルモ・エレディア(外野手:トレード)

マイク・ズニーノ(捕手:トレード)

アビサイル・ガルシア(外野手:FA)

オリバー・ドレイク(右腕:トレード)

ライアン・メリット(左腕:FA)

ケイレブ・サンペン(右腕:トレード)

 

 

オープナーで登板することが多かったベテランの救援投手セルジオ・ロモがFAになった。先発投手のライアン・ヤーブローは38試合の登板で6試合しか先発していないが、オープナーが功を奏して16勝を挙げた。彼の前をだれが投げるのか、今季もその投手起用法に注目が集まりそうだ。補強では、マリナーズからズニーノ捕手やエレディア外野手が加入した。

 

 

 

ブルージェイズ

 

フレディ・ギャルビス(内野手:FA)

デービッド・フェルプス(右腕:FA)

クレイトン・リチャード(左腕:トレード)

マット・シューメイカー(右腕:FA)

トレント・ソーントン(右腕:トレード)

エリック・ソガード(二塁手:FA)

エルビス・ルシアーノ(右腕:R5)

 

 

MLB全体で28位の防御率だった先発投手にはマット・シューメイカー、クレイトン・リチャードを補強した。救援投手のデービッド・フェルプスは開幕に間に合わないかもしれない。

 

 

 

オリオールズ

 

ハンザー・アルベルト(遊撃手:ウエーバー)

オースティン・ブライス(右腕:ウエーバー)

ドリュー・ジャクソン(遊撃手:トレード)

ジャック・ラインハイマー(遊撃手:ウエーバー)

リオ・ルイーズ(三塁手:ウエーバー)

リッチー・マーチン(遊撃手:R5)

 

 

115敗の黒歴史になった昨シーズン、今季はどうなるのか?

 

このほかにマイナー契約が11人。ファーム層は厚くはないが、3Aまで経験しているプロスペクトが3人いる。