MLB メジャーリーグ物語

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【MLB移籍情報】元ヤクルトのバーネットがカブスと契約 ダルビッシュや田澤の同僚に

 

 先日、ノーラン・アレナド内野手ロッキーズとの年俸調停を回避して1年2600万ドルに合意したというニュースが報じられたが、反対に1年75万ドルという契約を紹介したい。

 

 

MLB移籍情報

 

バーネットがカブスと契約

 

 元ヤクルトで活躍したトニー・バーネットがカブスと1年75万ドルで合意した。これは40人枠のメジャー契約で、活躍次第では20年は年俸300万ドルの球団オプションになっているという。

 

 

 これでカブスには、マイナー契約田澤純一を含めて、ダルビッシュ有とバーネットのNPB経験者が3人所属することになる。

 

 

 

 

 カブスは、絶対的なクローザーがいない。そうしたこともあって今オフのカブスは、昨今のトレンドを反映してか、救援投手10人をトレードやFA、ウェーバーで大量補強している。それは、クローザーを含めてバックの3人を不安視している裏返しともとれる。

 

 

 バーネットの開幕25人枠は、故障者が出ない限り、厳しいだろう。マイナー契約の田澤に至っては、もっとハードルが高いが、これまでの実績や経験を考えれば、可能性はある。

 

 

カブスブルペン

 

ブラッド・ブラック(セットアッパー)※身体検査待ち

(12SV、62回2/3、防御率3.59)クローザー、セットアッパー?

ペドロ・ストロップ(13SV)クローザー?

 

カール・エドワーズJr(52回、防御率2.60)セットアッパー

ティーブ・シーシェック(70回1/3、防御率2.18)セットアッパー

ブランドン・キンツラー(60回2/3、防御率4.60)セットアッパー

 

ブライアン・ダンシング(37回2/3、防御率7.65)左腕

 

ここに先発のできるタイラー・チャットウッドと左腕マイク・モンゴメリーが加わる。

 

 

ブライアン・ダンシングは35歳で、シーズン中には36歳になる。スティーブ・シーシェックは32歳だが、昨年80試合に登板して70イニングを超えている。

 

 

FAで獲得のブラッド・ブラックにしても5シーズン連続で60イニングを超えており、15年と16年はオリオールズで2年連続79イニングを投げている。そろそろ疲れが出てきそうな時期でもある。

 

 

これらの選手が、いつ故障するかは未知数で、世界一の奪還を目指すカブスが、実績のあるリリーバーをかき集めて保険をかけたという感じがする。