フランチャイズ・プレイヤーのマイク・トラウトが12年の長期契約したエンゼルス。長年チームを率いたマイク・ソーシア監督は退任し、新監督にタイガースで指揮を執った経験があるブラッド・オースマスが就任。大谷の起用法はソーシア時代のプランを継続したものになるということだが、そんなエンゼルスの新戦力や今季のラインナップを紹介したい。
▼18年オフの補強ニーズは、
①先発投手
②捕手
③クローザー
④セットアップマン
メジャー契約、マイナー契約合わせて23人の新戦力を補強。
▼主な新戦力
コディ・アレン(右腕:FA)
トレバー・ケイヒル(右腕:FA)
ルイス・ガルシア(右腕:トレード)
マット・ハービー(右腕:FA)
タイ・ケリー(内野手:FA)
トミー・ラステラ(三塁手:トレード)
ジョナサン・ルクロイ(捕手:FA)
ディロン・ピータース(左腕:トレード)
ケバン・スミス(捕手:ウエーバー)
▼予想ラインナップ
1.(右)コール・カルフーン
2.(中)マイク・トラウト
3.(指)大谷翔平
4.(左)ジャスティン・アップトン
5.(一)アルバート・プホルス or ジャスティン・ボーア
6.(遊)アンドレルトン・シモンズ
7.(三)テイラー・ウォード or ザック・コザート
8.(捕)ジョナサン・ルクロイ
9.(二)デービッド・フレッチャー
▼先発ローテ/クローザー
SP1:マット・ハービー 右
SP2:アンドリュー・ヒーニー 左
SP3:トレバー・ケイヒル 右
SP4:ルタイラー・スキャッグス 左
SP5:ハイメ・バリア 右
CL:コディ・アレン
注目ポイント
ここ数年、毎年のように故障者が多かった先発陣は、マット・ハービーとトレバー・ケイヒルの両右腕を獲得。先発投手のコマ不足は、大幅に改善された。ヒーニーとスキャッグスの両左腕と組み合わせて左右の先発ローテーションを考えてみた。
ただ、新戦力のマット・ハービーは故障歴があり、かつてのような輝きは期待できない気がする。久しぶりに規定投球回数に達すればプラスぐらいに考えたほうがいいかもしれない。
6勝13敗と大きく負け越したアストロズは右の好打者が多く、今回獲得したハービーとケイヒルの2人のベテラン右腕がアストロズ相手に好投すればMLB全体で19位だった先発投手のスタッツは改善が期待される。
ファームは、22歳のプロスペクト右腕グリフィン・キャニング投手が3Aまで上がっており、今季のメジャーデビューがあるかもしれない。また、17年ドラフト1巡(全体10位)のジョー・アデル外野手が、18年はマイナーAから2Aクラスで20本塁打をマークしており、BPのプロスペクトランキングMLB全体2位の高評価。シーズン中盤から後半に外野手の控えで昇格してくる可能性がある。
打線は、ザック・コザート内野手の開幕が微妙で、大谷の戦線復帰は5月ごろと予想。ここでは5月以降のラインナップを予想している。