パドレスのマニー・マチャド三塁手が長期の大型契約で延長することで合意した。
MLB契約情報
ESPNのジェフ・パッサン記者が関係者から得た情報として伝えているが、それによると契約は11年総額で3億5000万ドル。年平均(AAV)で約3182万ドル。全球団に対するトレード拒否権が含まれ、オプトアウト権などは付いていないようだ。
この契約金額は、現役の三塁手としてはAAVでアンソニー・レンドン(エンゼルス)、ノーラン・アレナド(カージナルス)に次いで3番目の高額になる。
年俸総額では、2019年3月にエンゼルスがマイク・トラウト外野手と結んだ12年総額4億2650万ドルには及ばないもののムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)の12年総額3億6500万ドル、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の9年3億6000万ドルに次いで4番目の年俸総額になった。
BREAKING: Star third baseman Manny Machado and the San Diego Padres are finalizing an 11-year, $350 million contract extension, sources familiar with the deal tell ESPN. Machado helped turn around the franchise. He'll stay as the ascendant Padres seek their first championship.
— Jeff Passan (@JeffPassan) February 26, 2023
30歳のマチャドは、2010年ドラフト1巡目(全体3位)でオリオールズ入り。強打の内野手として2018年途中からドジャースでプレー。同年オフに10年総額3億ドルでパドレスと契約を結んだ。
昨季は150試合に出場して打率.298、32本塁打、102打点、OPS.897、OPS+159、bWAR6.8をマーク。通算11年間で打率.282、1597安打、283本塁打、853打点、85盗塁、OPS.833。
三塁手部門でゴールドグラブ賞2度、シルバースラッガー賞を1度受賞。オールスターには6度選出されている。
今季は10年3億ドルの大型契約の5年目。新たな延長契約で合意できなかった場合は、今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使する意思を明確にしていた。
その契約の残り6年1億8000万ドルに5年1億7000万ドルを上乗せした形で新たに11年3億5000万ドルの大型契約を結ぶことになった。
マチャドやダルビッシュの引き留めに成功したパドレス
パドレスのサイドラー・オーナーは「フリーエージェント(FA)の選手であれ、私のチームの選手であれ、仮定の状況について話をするのは控えたい」としつつも「マニーは私の最優先事項だ」とマチャドがオプトアウト権を行使した場合に全力で引き留めにかかる方針を明らかにしていた。
長期契約という事で、余計な心配かもしれないが、マチャドの現役残り数年が不良債権にならないことを祈りたい。
Shohei Ohtani, the 2023-24 offseason is officially all yours now.
— Mark Feinsand (@Feinsand) February 26, 2023
大谷翔平と共に2023年シーズンオフのFA市場で注目選手だったマチャドが移籍市場から消えたことでメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「大谷翔平、次のオフシーズンは正式にキミのものになった」とツイートしている。
Padres, Manny Machado reportedly finalizing an 11-year extension, per @Feinsand. pic.twitter.com/11eMIZtS4G
— MLB (@MLB) February 26, 2023