MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】フィリーズがトレイ・ターナーと11年契約総額3億ドルで合意

 

フィリーズが今オフ注目の遊撃手と11年間という長期契約で合意した。

 

MLB移籍情報

 

 

フィリーズドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたトレイ・ターナー遊撃手と11年総額3億ドルの大型契約を結ぶことで合意した。

 

 

11月下旬にMLBネットワークのジョエル・シャーマンが「もし懸けるとしたら、フィリーズターナーと契約する可能性は高いと思う」と移籍先を予想していたが、その通りになった。

 

各メディアの情報をまとめると契約期間は11年という長期に及び、総額で3億ドルを超える大型契約になる。

 

1ドル137円という現時点のレートで計算して約410億円という日本のプロスポーツでは考えられない巨額の契約になった。

 

これは今日時点での今オフ最高金額の契約だが、年平均(AAV)では約2727万ドルになる。

 

 

このあとアーロン・ジャッジも決まるので、これらの金額はすぐに塗り替えられるだろうが、現時点では今オフの契約総額でトップ。AAVでバーランダー(約4333万ドル)、デグロム(3700万ドル)に次いで3位になる。

 

遊撃手としてはフランシスコ・リンドーア(メッツ)の10年3億4100万ドル、昨年のコーリー・シーガーがレンジャーズと結んだ10年3億2500万ドルに比べると割安な感じがする。

 

 

ブライス・ハーパーと再会

 

29歳のターナーは、今季ドジャースで160試合に出場して打率.298、21本塁打、100打点、27盗塁、101得点、OPS.809の好成績をマーク。

 

Statcast の平均スプリント・スピードの測定ではMLB最速のスピードスター。

 

2020年、21年に2年連続3割以上の打率で21年は28本塁打、32盗塁。オールスターにも2年連続で選出された。


二遊間と外野も守った経験があるユーティリティでもあり、最もバランスの取れたプレーヤーの1人という評価だった。

 

ここでも何度か紹介したが、米移籍情報サイト「トレードルーマーズ」が2022年-23年オフの最新FAランキングを発表していたが、それによればジャッジに次いで2位にランクされていた。

 

ドジャース時代も好きな選手だった。攻守好打のスピードスターだったので、希望していた東海岸の球団で良かった。

 

しかもナショナルズ時代にチームメイトだったブライス・ハーパーと一緒に戦うことになり、気心の知れた球友と再会して良かった。

 

フィリーズでは内野手のディディ・グレゴリアスジーン・セグラがFAとなったため、内野の補強が急務だった。