昨年163試合目でカブスから地区の覇権を奪ったミルウォーキー・ブリュワーズが、同チームをフリーエージェント(FA)になっていたマイク・ムスターカス三塁手と再契約した。
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ムスターカスがブリュワーズと再契約へ
再契約の内容は、1年1000万ドルで、来季(20年)は選手と球団側のミューチュアル・オプション(Mutual Option)とMLB公式サイトが伝えている。
30歳のムスターカスは、オールスターゲームに2度選出。15年のロイヤルズのワールドシリーズ制覇にも貢献した。
今季のFA市場の三塁手は下記。マチャドやドナルドソンに次ぐ有力選手で、この再契約は水面下でマチャド争奪戦を繰り広げている各球団にも影響するということだ。
FA市場の三塁手リスト
マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
マニー・マチャド(ドジャース)
エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)
ジョシュ・ドナルドソン(インディアンス)
チェイス・ヘッドリー
ダニー・バレンシア
ホセ・レイエス(メッツ)
ルイス・バルブエナ
昨季のムスターカス
昨季はロイヤルズとブリュワーズで自己最多の152試合に出場。2チームで打率.251、28本塁打、95打点(自己最多)、4盗塁、OPS.774、fWAR2.4。
17年のオフにはロイヤルズからクオリファイング・オファー(QO)の提示を受けたが、これを拒否。さらに条件の良い契約先を模索したが、それが裏目にでて結局1740万ドル(当時のレートで約19億9300万円)のQOオファーをはるかに下回る1年550万ドル+出来高払いでロイヤルズと再契約した。これは前年(16年)の870万ドルをも下回った。
そう言う経緯から今回の再契約1000万ドルは、キャンプ直前のこの時期でもあり、彼にとっては胸をなでおろすような契約になったかもしれない。