MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

クローザーのG.ホランドとW.デービス QO拒否の2人にも新労使協定で違いが

 

MLB移籍情報

 

 

ダルビッシュ有大谷翔平イチロー上原浩治青木宣親岩隈久志ら日本人選手の動向が気になるが、日本人選手以外では、今オフは人材不足の感があるFA市場。

 

そのため注目はトレード市場という事になるが、地区のパワーバランスに影響するこれらのFA即戦力投手たちが、来季、どこのチームのユニフォームを着るのかにも注目したい。

 

今季ロッキーズで復活したグレッグ・ホランドはクオリファイング・オファー(QO)を拒否。ウェイド・デービスもQOを拒否した。

 

QOは、昨年難航した果てにようやく締結した新労使協定により拒否した場合にペナルティが従来よりも軽くなり、好条件の契約を得られる可能性が高くなった。

 

QO拒否選手の足かせは、やや軽減されたが、ホランドとデービスの場合は、ややペナルティの種類が若干異なる。

 

デービスは、カブスのQO拒否なので、契約規模に関係なく来年のドラフトで戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権をカブスがデービスを獲得したチームから得る。

 

ホランドは、ロッキーズのQO拒否なので、5000万ドル以上か未満で獲得したチームに課せられるペナルティが変わる。

 

いずれにしても昨年までとは違い、新労使協定では、各球団の最高位のドラフト指名権は保護されることになった。

 

基本的なペナルティは「2番目に指名順の高いドラフト指名権とインターナショナル・ボーナス・プール50万ドル」が、獲得したチームから拒否されたチームに移動することになる。

 

下の一覧選手以外では、ブランドン・キンツラーあたりは、もっと価値があるので、昨年以上の契約を手にするだろう。

 

やや成績を落としたがインディアンスFAの33歳ブーン・ローガンや夏にドジャースに移籍した32歳のトニー・ワトソンがいる。2人とも貴重な左腕のリリーバーで、500万ドル台のサラリーを下げれば欲しいチームはあるだろう。

 

このカテゴリーにはクローザー、セットアッパーやロングリリーバーなど約140人のフリーエージェント(FA)選手がいるが、その中から注目の選手たちをピックアップした。

 

 

【FAになったリリーバー】

 

年齢/最終所属/17年サラリー/

 

グレッグ・ホランド(31)ロッキーズ 1,300万ドル ※QO拒否

 

ウェイド・デービス(32)カブス 1,000万ドル ※QO拒否

 

アディソン・リード(28)レッドソックス 750万ドル

 

パット・ニーシェック(37)ロッキーズ 650万ドル

 

トレーバー・ローゼンタール(27)カージナルス 640万ドル

 

ルーク・グレガーソン(33)アストロズ 625万ドル

 

タイラー・クリッパード(32)アストロズ 615万ドル

 

上原浩治(42)カブス 600万ドル

 

ティーブ・シシェック(31)レイズ 600万ドル

 

ジェイク・マギー(31)ロッキーズ 590万ドル

 

ブライアン・ショウ(30)インディアンス 460万ドル

 

マイク・マイナー(29)ロイヤルズ 400万ドル

 

ドリュー・ストーレン(30)レッズ 315万ドル

 

セルジオ・ロモ(34)レイズ 300万ドル

 

ジョー・スミス(33)インディアンス 300万ドル

 

ブランドン・キンツラー(33)ナショナルズ 292万5,000ドル