若手の先発陣が台頭したロッキーズが、一方でブルペン補強に力を入れている。
コロラド・ロッキーズが現地29日、シカゴ・カブスからフリーエージェント(FA)のクローザー、ウェード・デービス投手と3年5,200万ドル(約58億6,000万円)で契約合意した。
2009年以来となるポストシーズン進出を果たしたロッキーズは、トミー・ジョン手術からカムバックした左腕グレッグ・ホランドがFAとなって空いたクローザーの後釜を探していた。
Wade Davis is our new Anchor-Man: https://t.co/JxDdM4FBAh ⚓️ pic.twitter.com/QM0ARqxma9
— Colorado Rockies (@Rockies) 2017年12月30日
32歳のデービスは14年からリリーフに専念。15年にはカンザスシティ・ロイヤルズの絶対的守護神としてワールドシリーズ制覇に貢献した。
カブスへ移籍した今季は、これまでライアン・デンプスターが持っていた26試合連続セーブ成功の球団記録に並ぶなど、今季32セーブを挙げて59試合、4勝2敗、32セーブ、防御率2.30だった。
デービスの年平均は1733万ドル。これはヤンキースのアロルディス・チャップマンの5年8600万ドル)、ケンリー・ジャンセンの1600万ドル(5年8000万ドル)、マーク・メランソンの1550万ドル(4年6200万ドル)を上回る、リリーフ投手としては史上最高額となった。
なお、FanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏によるとデービスの契約には一定条件を満たした時に場合に4年目(2021年)の契約が1,500万ドルで自動更新されるべスティングオプションが設定されている。
さらに、全球団へのトレード拒否権。4年目の自動更新されない時には球団とデービスの同意によるミューチャルオプションに変わり、バイアウトの100万ドルも付いているという。