MLB移籍情報
今オフはFA市場、トレード市場ともヘッドラインを飾るようなビッグニュースが入っていない。
しかし、大谷翔平のポスティング制度も落ち着くところに落ち着いたので、サンクスギビング・デーを過ぎてウィンターミーティングにかけて大口契約が決まり、そこからクリスマス休暇前までにバタバタと移籍先が決まっていくパターンと思われる。
ポジション別ではチームのウィッシュリストに合わせて多少は事情が変わるが、大体は先発投手のローテーション補強にめどを立ててから野手のスキルポジション、最後に外野手あたりが決まっていくパターン。
今季はダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、ウェイド・デービス、グレッグ・ホランドの先発、クローザーが注目選手。
野手ではJ.D.マルティネス、エリック・ホズマーなどがFA市場ではトップクラス。
トレード市場では二冠王ジャンカルロ・スタントンの争奪戦をジャイアンツやカージナルス、レッドソックスあたりが繰り広げているというのがここまでの動きだ。
10月にも紹介したが、今オフにフリーエージェントになるスターターたちをピックアップ。代表的な先発投手だけでも40人近くいるが、その中から気になる選手をピックアップした。
【FA先発投手】
(年齢)/17年サラリー/最終所属
C.C.サバシア(37)
2500万ドル/ヤンキース
ジェレミー・ヘリクソン(30)
1720万ドル/オリオールズ
ジョン・ラッキー(38)
1600万ドル/カブス
ジェイク・アリエッタ(31)
1563万7500ドル/カブス
ウバルド・ヒメネス(33)
1350万ドル/オリオールズ
ダルビッシュ有(31)
1100万ドル/ドジャース
クリス・ティルマン(29)
1005万ドル/オリオールズ
アンドリュー・キャッシュナー(31)
1000万ドル/レンジャーズ
ランス・リン(30)
850万ドル/カージナルス
ジェイソン・バルガス(34)
800万ドル/ロイヤルズ
ハイメ・ガルシア(31)
1200万ドル/ヤンキース
ウェイド・マイリー(30)
1200万ドル/オリオールズ
タイラー・チャットウッド(27)
440万ドル/ロッキーズ
アレックス・コブ(30)
420万ドル/レイズ
ジョーリス・チャシーン(29)
175万ドル/パドレス
ヤンキースのマイケル・ピネダ(740万ドル)は7月にトミージョン手術を受けた。
ジェレミー・ヘリクソンの1720万ドルは昨年のクオリファイング・オファー(QO)の提示額。ヘリクソンはこれを受け入れた。今季は夏のノンウェーバー・トレード期限前にフィリーズからオリオールズに1対2のトレードで移籍している。
アレックス・コブ(カッブ)の今季は15年5月に受けたトミージョン手術から完全復帰をイメージさせるような29先発で12勝10敗、防御率3.66だった。ヤンキースとカブスが狙っているという報道もある。
上記以外にも田中将大、ジョニー・クエト、チェン・ウェインなどの大物選手はオプションを行使せずチームで引き続きプレイすることを選択した。