MLB メジャーリーグ物語

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レッドソックス、インディアンス 今後を左右する2人のエースが戦線に復帰

レッドソックスの左腕デビット・プライスとインディアンスのコーリー・クルーバー故障者リスト(DL)から復帰登板している。

 

プライスに関しては今季ホワイトソックスから加入したクリス・セールが昨年と変わらぬパフォーマンスを披露していることから、もはや先発3番手から4番手の格付けで、エースとは言いがたいものがある。

 

とは言え、ヤンキースを3ゲーム差で追撃するチームにとっては今後の補強にも影響を与えるキーになる投手ということはできるだろう。

 

レッドソックスは噂では、先発投手と三塁手の補強を検討していると伝えられているからだ。

 

プライスは開幕戦をDLで迎え5月29日に今季初登板している。ホワイトソックス相手のこの試合で、3回にメルキー・カブレラに6号3ランを献上。打たれたヒットは2安打だったが、これが響いて5回を88球、3失点。2四球、4三振だった。

 

最速96.7マイル(約156キロ)のフォーシームが記録されたほか、95マイル程度の球速はコンスタントに計測されていたので、次の登板に異常がなければ、ほぼ復活とみたい。

 

ただ、昨年の前半もそうだったが、2015年12月に7年総額2億1700万ドル(約242億円)の契約を結んでいることから考えるとコスパには疑問符がつく。

 

レッドソックスは、先日の先発登板で完封勝利したブライアン・ジョンソンをマイナーに降格し、デビッド・プライスをアクティブロースターに戻した。

 

これによりレッドソックスの先発ローテは、

 

クリス・セール(防御率2.77/110奪三振

リック・ポーセロ(防御率4.21)

エデュアルド・ロドリゲス(防御率3.54)

ドリュー・ポメランツ(防御率4.24)

 

そしてデビッド・プライスになった。

 

ポメランツは昨年夏の移籍後、ピリッとせず、サイヤング賞投手ポーセロも昨年ほどの輝きがない。ロドリゲスも6月1日のオリオールズ戦で7失点と炎上。

 

この状態でプライスの調子が上がらなければ、噂どおり先発投手をもう1枚探さなければならない。

 

インディアンス

 

 

インディアンスは現地1日、地元でオークランド・アスレチックスと対戦。腰の張りで故障者リスト(DL)入りしていた右腕コリー・クルーバー投手が復帰を果たし、8対0で完封勝ちを収めた。

 

先月2日以来の先発となった31歳のクルーバーは、5者連続三振を奪うなど6回(77球)を2安打、1四球、10三振、無失点の快投で今季4勝目(2敗)を挙げた。

 

昨年は、ワールドシリーズまでフル稼働したクルーバー。1カ月のDLぐらいは、ある意味、想定内でエースの復活は明るいニュースになる。

 

ア・リーグ中部地区では、ツインズも勝ったため勝率2厘差でインディアンスは2位につけている。