ニューヨーク・メッツの開幕投手、ノア・シンダガードが故障者リスト(DL)入りした。
現地1日、シンダーガードはMRI検査の結果、右広背筋の部分断裂が判明。10日間の故障者リスト(DL)に登録した。シンダーガードは30日のワシントン・ナショナルズ戦で痛みを訴え、2回途中5失点で降板していた。
今季はここまで5試合に先発し、27回1/3、防御率3.29、WHIP1.10、1勝2敗、32奪三振だった。
昨年は、30試合に先発、183回2/3を投げ、初の二桁勝利となる14勝(9敗)、防御率2.60(リーグ3位)、218奪三振(同4位タイ)の好成績を挙げた。
ジャイアンツとのワンゲームマッチになるワイルドカードゲームでは先発で起用され、マディソン・バムガーナーと投げ合い7回、2安打、無失点と好投した。
このDLによりメッツは、先発ローテーションにラファエル・モンテーロ投手をコールアップした。
メッツは昨年同様、主力に負傷者が相次いでいる。その中でもチームのパワーポイントである先発ローテが、ここまでMLB22位と、力を発揮していない。
開幕前から左腕スティーブン・マッツとWBC決勝にもプエルトリコ代表で先発したセス・ルーゴが早い段階でDL入りし、復帰が遅れている。それに追い打ちをかけるようにシンダガードの故障は大きなダメージと言える。
野手組では、ルーカス・デューダ(1B)などに加え、主砲ヨエニス・セスペデス(OF)も左ハムストリングを痛めて4月28日に10日間のDL入りしている。
【追記】
※シンダーガード投手の復帰が、現地7日付で60日間DLに登録された。復帰は、少なくともオールスターブレーク後にずれ込むことがわかった。シンダーガードは約6週間は投球を禁じられているとのことで、その後も腕力を戻すために春季キャンプと同等の調整が必要だという。
サンディ・アルダーソンGMは復帰時期について「現実的に考えて時間がかかると思う」と述べると、「シーズンがかなり進んだ頃になるだろう」とコメントした。