MLB契約情報
FA市場でトップランキングの一人だったキューバ出身左腕アロルディス・チャプマン投手(前カブス)が、ニューヨーク・ヤンキースと5年契約で合意した。
FOXスポーツの名物記者ケン・ローゼンタールによれば、契約は5年8600万ドル。
BREAKING: Chapman to #Yankees, five years, $86M.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2016年12月8日
契約途中で破棄できるオプションも設定され、3年間の契約終了後にチャップマン側が破棄してFAを選択できるオプションになっている。
この3年間に関しては全球団へのトレード拒否権も有り、最後の2年間は指定した球団へのトレードを拒否できる権利もつけられている。
そこには、西海岸の球団、サンフランシスコ・ジャイアンツ、オークランド・アスレチックス、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、ロサンゼルス・エンゼルスへのトレード拒否権が付いているのが興味深い。
Per @MarlyRiveraESPN, Chapman deal also stipulates that he cannot be sent to a team in California.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2016年12月8日
現在28歳のチャプマンは、昨年12月28日に行われたトレードでシンシナティ・レッズからヤンキースへ移籍。
今季途中にシカゴ・カブスへ放出されるまで、31試合の登板で20セーブ(セーブ機会21回)、防御率2.01をマークした。
ヤンキースとカブスの2球団合計では4勝1敗36セーブ、防御率1.55としている。
また、プレーオフでは13試合の登板で2勝0敗4セーブ、防御率3.45を記録し、カブスの108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に貢献した。メジャー7年間の通算成績は23勝21敗182セーブで、オールスターに4度選出されている。