レッドソックスがフリーエージェント(FA)でミッチ・モアランド一塁手と1年550万ドルで合意した。身体検査を経て正式契約になるようだ。
MLB移籍情報
レッドソックスにとって優先事項だったセットアッパー、スターターに次いで、この日、3件目の補強リストに着手したことになり、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長の積極的な動きが目立つ1日になった。
当初、レッドソックスは指名打者(DH)デビッド・オルティーズの穴埋めとしてエドウィン・エンカーナシオンの獲得に動くと憶測があった、しかし、地元メディアが伝えたように短期契約でベテランを獲得した。
これは、ファームに成長が期待されるプロスペクトが多いことに加えて、昨年話題の“3B”ことムーキー・ベッツ(RF)、ジャッキー・ブラッドリー Jr.(CF)、イグザンダー・ボガーツ(SS)にアンドリュー・ベニンテンディ(LF)を加えた「Killer B’s」など、若手の台頭が目立ち、そうした選手たちの成長に期待する部分が大きいのかもしれない。
レンジャーズでメジャーキャリア7年、31歳のモアランドは今季、打率.233、本塁打22、打点60、出塁率.298、長打率.422、OPS.720。キャリアハイだった15年から数字を落とした。
ただ、一塁手としての守備力には定評があり、2016年も守備防御点(DRS)が+7、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)が+6.4とリーグ平均を大きく上回る数字を残している。
一塁のハンリー・ラミレスは、DRS-5、UZR-3.5と守備が平均以下だったので、一塁とDHを復帰してくるパブロ・サンドバル、モアランドらの複数でカバーする方向に切り替えたということだろう。