ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネス、エリック・ホズマーが17年オフのFAトップ4と言われている。
残念ながら、いずれの選手も契約が決まらず年が明けた。トレードも含めて移籍市場全体の動きが遅い。
あくまでも途中経過の報告になるが、東部地区を制したレッドソックスのここまでを見ていきたい。
この地区5球団の補強ポイントは下記のとおり。
★AL EAST Team Needs
レッドソックス | ヤンキース | レイズ | ブルージェイズ | オリオールズ |
指名打者 | 先発投手 | 一塁か指名打者 | 外野手 | 先発投手 |
セットアップ | 三塁手 | セットアップ | セットアップ | 捕手 |
先発投手 | 外野手 |
レッドソックスは、左腕のデビット・プライスを15年オフ、クリス・セールを16年オフに獲得したが、17年オフのここまでは静かなものだ。
ミッチ・モアランド、ダグ・フィスターら10人がFAになったが、クラブオプションを行使してクリス・セール、クレイグ・キンブレルらは残留。モアランドとは再契約した。
それ以外は主だった動きはなく、3Aクラスの内野手2名、外野手1名、先発3名の計6名と契約したぐらい。
DHとファーストを任せられる選手とアディソン・リードが抜けたあとのセットアップマンが補強ポイント。ファーストはモアランドだが、チーム内プロスペクトランキングでトップ10に評価されているサム・トラビス(BP8位、BA7位)、ジョシュ・オッキミー(BP10位)がいる。
パークファクターという角度から見ると圧倒的に打者有利のスタジアムが多い東部地区だが、レッドソックスの本塁打数はMLB30球団中27位。OPSでも同22位。
ライバルのヤンキースが本塁打王スタントンを補強しただけに、さらに、長打力では見劣りするラインナップは改善されていない。
そのため主軸の補強はJ.D.マルティネスらの名前が挙がっている。