ヤンキースはこのオフの補強ポイントだった外野手2名の獲得に成功しそうだ。1人目はライバル球団レッドソックスとのトレードでアレックス・バーデューゴ外野手を獲得。さらに、ヤンキースとパドレス間でフアン・ソト外野手が絡む大型トレードが成立しそうだ。
トレード情報
ヤンキースが外野手の補強に成功!?
ヤンキースが獲得したバーデューゴは27歳の左打ちの外野手。2019年オフにムーキー・ベッツら5人が絡んだ複数トレードでドジャースからレッドソックスへトレード移籍し、レッドソックスでは右翼を中心に中堅や左翼でもプレーしている。
メジャー7年目の今季は142試合に出場して打率.264、13本塁打、54打点、5盗塁、OPS.745をマーク。通算打率.281、通算OPS.765で長距離打者というより好打者タイプ。2024年シーズン終了後にFAになることからトレード候補となっていた。
ヤンキースの外野陣は右翼手のアーロン・ジャッジしか確定しておらず、ブライアン・キャッシュマンGMは今オフ2人の外野手を補強する方針で編成を進めていたが、まずは左打ちの外野手を獲得した。
一方、レッドソックスが獲得したのは、ヤンキースでは球団12位のプロスペクトだった右腕リチャード・フィッツ投手と28歳のグレッグ・ワイサート投手、22歳の右腕ニコラス・ジュディスの3人。
フィッツは23歳の先発投手で、今季は2Aで27試合に登板して防御率3.48という成績を残している。
この同地区ライバル2球団でのトレードは地区制が導入された1969年以降ではこれが8例目らしい。
ソトのトレードも成立か?
さらに、ヤンキースはフアン・ソト(パドレス)の獲得に近づいているというニュースが流れている。
The trade between the Yankees and Padres sending Juan Soto and Trent Grisham to New York is now completed. The teams to make it official some time tonight.
— Joel Sherman (@Joelsherman1) December 7, 2023
複数の情報によればパドレスとヤンキース間でフアン・ソトが絡む大型トレードが成立しそうだということだ。
このトレードではヤンキースが5選手を放出してソトとトレント・グリシャムの両外野手を獲得する見込みだという。
トレードが正式に成立すれば、ヤンキースの外野陣はアーロン・ジャッジが右翼手で中堅手がバーデューゴ、またはグリシャム。ソトが左翼手ということになりそうで、仮にジャンカルロ・スタントンが故障欠場しても指名打者も含めてフレキシブルに対応できる布陣になった。