全米第2の都市と第3位の都市というビッグマーケット同士の対決となった注目のナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(NLCS)は、ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショウが力投。1対0でカブスに勝利し、1勝1敗のタイに戻した。
これまでCSでは6試合で0勝3敗、防御率7.23と苦渋をなめてきた左腕が、汚名を返上するような気迫の投球を披露した。
中2日でのマウンド。球威が心配されたが、カブス打線を散発の2安打に抑え込み、ゲームを完全に支配。7回を完封、84球(ストライク55)、6奪三振、ゴロアウト7、フライアウト5、四球1だった。5回2アウトまではパーフェクトに抑え込んだ。
無敵のクレイトン・カーショー!NLCS第2戦を7回2安打6奪三振無失点で勝利!ポストシーズンの先発登板では初の無失点を記録した。 #熱闘プレーオフ pic.twitter.com/nG3xgB6psi
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年10月17日
カーショウは「1球が勝敗を分けるような試合のひとつだった」とコメント。アウェイでの84球の熱投を振り返った。
このピッチングにカブスの指揮官ジョー・マッドンは「ボールを我々のバットの芯から外し続けた。彼はいつも通りストライクを投げていたし、休んでいないにもかかわらず、コマンドも球速もよかったね」とカーショウの中2日での投球を称賛していた。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、8回から守護神ケンリー・ジャンセン投手を投入。6つのアウトを取って逃げ切った。
カブスは先発ヘンドリックスが6回途中まで3安打、4四球ながら失点はゴンザレスのソロアーチによる1点のみ。その後もリリーフ陣が無安打ピッチングを続けたが、打線がカーショウとジャンセンの前に最後まで沈黙したままだった。
シリーズの展開次第だが、カーショウのGAME6のマウンドが楽しみなってきた。