球団人事
現地16日、今季69勝93敗でナ・リーグ西地区4位に終わったアリゾナ・ダイヤモンドバックスは、新GMとしてボストン・レッドソックスでGMを務めていたマイク・ヘーゼン氏を招聘した。
レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリー氏は、昨年8月、タイガースのGMだったデーブ・ドンブロウスキー氏を野球運営部門の社長職として招聘。マイク・ヘーゼン氏は、その下でGM職に内部昇格していた。
40歳のヘーゼン氏はスカウトやGM補佐として11年間、レッドソックスに所属。同氏がいる間にレッドソックスは、5度のプレーオフ進出と2度のワールドシリーズ制覇を達成。昨年9月にGMに昇格した。
今季のレッドソックスは、10月1日に24歳になったザンダー・ボガーツ(打率.294、21本塁打、89打点)、10月7日に同じく24歳になったムーキー・ベッツ(打率.318、31本塁打、113打点)、26歳のジャッキー・ブラッドリーJr.(打率.267、26本塁打、87打点)ら、“3B”と言われている若手が台頭。若干22歳のアンドルー・ベニンテンディもシーズン後半にインパクトを残した。
Dバックスは、昨オフの大型補強が失敗に終わって今季も低迷。その責任をとってチップ・ヘール監督とデーブ・スチュワートGMをレギュラーシーズン終了後に解任。
その後任人事として内部育成やファーム(下部組織)の充実に実績を残したヘーゼン氏をレッドソックスからGM職より上級ポストを用意して迎え入れた。
ヘーゼン氏をGM兼上級副社長待遇で迎えることに、マネージング・ゼネラル・パートナーのケン・ケンドリック氏は「マイクの評判は申し分なく、彼の優勝経験は抜群の信頼感を我々に与えてくれる」との声明を出して歓迎している。