トレードデッドラインを前に現地28日、サンフランシスコ・ジャイアンツとミネソタ・ツインズとの間でトレードが成立している。
フラッグディール・トレード情報
SFジャイアンツは、オールスター遊撃手エドアルド・ヌニェスを獲得。見返りとして、マイナーのアダルベルト・メヒア投手をツインズに放出した。
ジャイアンツは、ジョー・パニック二塁手がコンカッション(脳震とう)による離脱。さらに、マット・ダフィー三塁手も左アキレス腱、エイーレ・アドリアンサ遊撃手が足の故障などケガ人が続出。内野手の補強を急務としていた。
ドミニカ出身のヌニェスはヤンキース時代には、デレク・ジーターの後継として期待された選手。その後、ツインズに移籍、日米野球2014にはアメリカチームの代表として来日している。
今季は、打率.296、12本塁打、47打点、ア・リーグトップの27盗塁をマーク。自身初のオールスター選出を果たした。
ショート以外にセカンド、サードを守ることができるユーティリティープレイヤー。ジャイアンツのデプスを見ればサードでのスタメンが考えられる。
"Nunez adds speed, experience, a bat and versatility" - GM, Bobby Evans #SFGiants pic.twitter.com/3E2B94Cd7F
— #WeAreSF (@SFGiants) 2016年7月29日
ジャイアンツのボビー・エバンスGMは、ヌニェスについて「経験があって、役割をしっかりとこなし、開幕から好スタートを切るような選手を獲得できた。チームが100%の状態となり、ダフィーやパニックが復帰するまでの間を彼が支えてくれると、我々は思っている」とコメント。
さらに、「残り数カ月となっても、選手に休みを与えられるほどの余裕をもたらしてくれる」と期待感を示した。
ポストシーズンを見据えた選手層の厚さを狙った補強になった。