MLB メジャーリーグ物語

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パドレスの救援左腕ポメランツ争奪戦にはレンジャーズなど4球団

レイオフを狙うか、来季への再建モードに移行するのか、8月1日のトレードデッドラインを前に各球団が選択に迫られる時期だ。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

首位ジャイアンツと18.5ゲーム差で後者に回ることが確実なサンディエゴ・パドレスでは先発投手ドリュー・ポメランツ、アンドリュー・キャッシュナーなどがトレードの候補として名前が上がっている。

 

そんな中、テキサス・レンジャーズが初のオールスター出場を果たしたドリュー・ポメランツに関心を持っていることをFOXスポーツのウェブサイトなど複数のメディアが伝えている。

 

レンジャーズは、ローテーション投手のデレク・ホランド(左肩)、コルビー・ルイス(背中)が故障者リストに入った。トミー・ジョン手術から復帰を果たしたダルビッシュ有もなじむまではもう少しの時間が必要な状態。

 

 

 

ポメランツは、昨オフに行われたトレードでオークランド・アスレチックスからパドレスへ移籍。今季は17試合に先発登板して8勝7敗、防御率2.47と、前半戦としてはキャリアハイの成績を収め、オールスター初選出も果たした。

 

27歳と若く、2016年は年俸調停1年目で135万ドル。FAとなるのは最短で2018年シーズン終了後となるので、2年半はチームがコントロールできるメリットもある。

 

アスレチックス在籍時には先発とリリーフの両方をこなしているので、使い勝手の良さという点でも戦力になる。

 

FOXスポーツの記者ケン・ローゼンタールは、さらに、ボストン、ボルチモア、マイアミを含めた4球団がポメランツ争奪戦になると予想している。

 

この夏のトレード市場は、先発投手の層が薄く、どちらかといえば需要が供給を上回る売り手市場。そのため、パドレスが簡単に球宴左腕を手放すとは考えにくく、どんな展開になるのか注目したい。