右肘靱帯再建手術(トミー ジョン手術)を経て、ダルビッシュ有投手がMLBのマウンドに立った。
ダルビッシュが復活登板
実に14年8月9日以来、658日ぶり。ホームのアーリントンでのマウンドという事では7月28日のヤンキース戦以来の復活マウンドになる。
この放送は全米中継されるという。MLB.comのヘッドラインで紹介している。
1年間かけて楽しみながらじっくりとやった肉体改造で、体重は過去最大の107キロまで増量。フォームに安定感が増し、リハビリ登板時ですでに98マイル(約158キロ)を計測している。
相手は、現在ナ・リーグ最高のチーム打率.286を誇るパイレーツだ。1番のジェイソには、以前のレイズ時代から対戦成績も悪く4割以上、ホームランも2本打たれている。
Yu Darvish (Tommy John surgery) returns to the mound tonight, making his 1st start since August 2014. pic.twitter.com/LjFYjUfEQK
— SportsCenter (@SportsCenter) 2016年5月28日
大方の予想に反してレンジャーズの先発ローテーションは数字がいい。5月27日現在で、レンジャーズ先発防御率3.43。これはリーグNo.1。
デプスを見れば左腕エースのハメルズを筆頭に、若手のペレス、もと広島東洋カープに所属したルイス、おなじくトミー ジョン手術から復活組ホランドが大健闘。チームのQS(クオリティースタート)数も32(リーグ2位)を記録し、抜群の安定感を誇っている。
ちなみにブルペンには、あの元ヤクルトで今季レンジャーズに加入のトニー・バーネットもここまでリリーバーとして19試合、3勝2敗、ERA2.33と健闘しているが、ブルペンは防御率5.35とリーグ最低になっている。
さて、どんなマウンドになるか。トミー ジョン手術は、なじむまで2年はかかる。あまりハードルを上げずに今季はリハビリの1年ぐらいの感覚で見てあげたい。