トミー・ジョン手術から復帰したレンジャーズのダルビッシュ有が、一夜明けても「問題なし」という情報が入った。
全米が注目したダルビッシュの本拠地でのパイレーツ戦。2014年8月9日以来658日ぶりにメジャーのマウンドに立った右腕はここでも紹介した通り圧巻の球威を披露した。
本拠地グローブライフ・パークを埋めた満員のファンから「Yuuuuu」のスタンディングオベーションで迎えられたダルビッシュ。その堂々たる姿に「エース復活」を感じたに違いない。
一夜明けたこの日、試合前にメディアの取材に応じ、「体の張りとか反応はマイナーで投げた後と変わらないです」と全く問題がないことを明かした。「マイナーで投げたときも楽しかったけど、やっぱりメジャーはまた違った感じで楽しめましたね」と復帰戦をあらためて振り返った。
祝福のメッセージは「ちょいちょい来てた」と言い、「川崎さんと岩隈さんからも連絡があったけど、サプリをあげている青木さんからはなかったな」と笑わせた。
当然のことだが、テキサスの地元紙もエースの復帰を大歓迎した。
ダラス・モーニング・ニューズ紙は総合1面の右下に「お帰り!」とボードを持ったファンの写真を掲載し、スポーツ1面では「予想通りの復帰」との見出しで「切れ味鋭い復帰登板により、ダルビッシュはレンジャーズに強力なローテーションをもたらす」と報じた。
フォートワース・スター・テレグラム紙も総合1面の左肩で「ダルビッシュが2014年以来の勝利を稼いだ」と伝えた。
さらにスポーツ面では「新しい有は相手を圧倒し、支配し、ダルビッシュした」とたたえ、チームへの帰還をたたえた。
最も気になった登板翌日の右ヒジの状態については「異常なし」を強調した。
バニスター監督は次回登板の予定を明言しなかったが、中5日で6月3日(日本時間4日)の首位決戦マリナーズ戦が有力視されている。そうなれば青木との対戦が楽しめる。