MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ダルビッシュ、日本人投手で最速のMLB通算50勝

 

レンジャーズのダルビッシュ有投手が16日(日本時間17日)、日本人投手最速でMLB通算50勝を飾った。本拠地でのフィリーズ戦で7回を4安打、1失点と好投し、今季4勝目(2敗)を挙げた。

 

ダルビッシュの好投で5-1で勝利したレンジャーズは、これで7連勝となり、5割復帰を果たした。

 

ダルビッシュは強風の中、スライダーを中心に組み立て、95球中70球がストライク。本塁打の出やすいスタジアムで、1発を警戒しながら、ゴロアウト7、フライアウト2という内容。奪三振は、2ケタには届かなかったが、2回以降は、毎回の9三振を奪った。

 

5回までわずか51球。5回表の2死までは12人連続で打ち取り、初対戦の相手を支配した。

 

6回、7回に球数を費やしたが、最速98マイルのフォーシームと強風で一段と変化の鋭かったスライダー、ブレーキングカーブが相手の打撃陣を翻弄した。

 

これで5試合連続でクオリティースタート、自身3試合ぶりに勝ち星がついた。

 

 

またメジャー通算109試合目の登板で節目の50勝目(32敗)に到達。日本人投手では野茂英雄(123勝)、黒田博樹(79勝)、岩隈久志(63勝)、松坂大輔(56勝)、大家友和(51勝)に続き、6人目となった。

 

この夏、ウエイバー公示なしトレードの注目の一人になっているダルビッシュ。好調ヤンキースが獲得するのでは、という可能性まで噂されたが、ここにきてレンジャーズがアストロズとの差を詰めていけば、レンジャーズも手放せないはずだ。

 

いずれにしても、このオフに契約が終了し、フリーエージェントになるダルビッシュ。その前に実績を積み重ねていくことは大切だろう。