ロッキーズの新人23歳のトレバー・ストーリー遊撃手が歴史的な猛打を記録している。
MLB2016
現地8日のパドレス戦で2本のアーチを架け、メジャーデビュー以来、史上初の4試合連続アーチ。連続ホームランはストップしたが、開幕から6試合で7本塁打と量産している。
4日にメジャー屈指の右腕、ダイヤモンドバックスのグリンキーから2本塁打して自信がついたのか、8日のホーム開幕戦では、詰めかけた地元ファンの前でいずれもレフトへ豪快な2発を放った。
【#今日のプロスペクト】4/10
— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2016年4月11日
・ストーリー(COL)3打数1HR
トレバー・ストーリーの猛打が止まらない。ここまでヒット9本中7本がホームラン。1900年以降の近代野球では史上初となるデビューから3戦連続ホームラン他を達成。 pic.twitter.com/fME87q5gjX
彼はテキサス州出身。2011年ドラフト1巡目、全体45位で入団したが、今季のプロスペクトランキングでチーム内11位とそれほど注目された選手でもなかった。
過去のデータ分析だけでは測れないルーキーの登場にドラマチックなストーリーを感じる。
とはいえ、今季のオープン戦では打率.340、6本塁打をマークし、着実に実力をつけていたことは事実だろう。
そんなストーリーにチャンスが舞い込んだ。昨年10月に妻の暴行容疑で逮捕されたホセ・レイエス遊撃手がMLBから活動停止処分を受け、その代役としてチャンスをつかんだ。
チームは生え抜きの大型遊撃手だったトロウィツキーを昨シーズン途中にリリース。
ストーリーは「今のペースが続くことはない」と冷静だが、文字通りニュースター誕生に地元は大いに沸いている。