先日、救援右腕を放出して40人枠を開けたヤンキースが、シーズン当初からの補強ポイントだった左打ちの強打者を獲得した。
フラッグディール・トレード情報
トレード期限前の移籍情報
ヤンキースがレンジャーズの主砲ジョーイ・ギャロ外野手の獲得に合意したことを関係筋の情報としてESPNのジェフ・パッサンらが伝えている。
BREAKING: The New York Yankees are finalizing a deal to acquire outfielder Joey Gallo from the Texas Rangers, sources tell ESPN. The deal is pending medical review.
— Jeff Passan (@JeffPassan) July 29, 2021
ヤンキースは打線のラインナップが、アーロン・ジャッジやゲーリー・サンチェス、グレイバー・トーレスなど右打者が主力で左の長距離砲が補強ポイントだった。
ギャロはここまで95試合で打率.223、本塁打25、OPS.869。2012年のドラフト1巡追補(全体39位)でレンジャーズが指名。
2015年にメジャーデビュー。キャリア7年目で、通算145本塁打、OPS.833の長距離砲で大谷翔平らと共に、この夏のホームランダービーに出場していたのは記憶に新しいところだ。
ア・リーグ東部地区は打者有利の球場が多く、とくに右翼の狭いヤンキースタジアムでは本塁打を量産するかもしれない。
ただ、ギャロは三振数も多く、2018年にはシーズン207三振を記録している。フライボール率とハードヒット率はリーグトップくらすだが同時にコンタクト率は下位レベル。当たれば距離打出る今どきの打者かもしれないが、通算100安打より100本塁打の方が早かったという打者。
守備は一塁、三塁と外野の各ポジションを守った経験があり、ヤンキースではどのポジションに就くのか注目だ。
このトレードでレンジャーズはギャロと引き換えにマイナーの救援右腕グレン・オットー、エゼキエル・デュラン二塁手、ジョシュ・スミス遊撃手、トレバー・ハーバー二塁手(兼外野手)の4人をパッケージとして受け取るという。
ジョシュ・スミスは2019年ドラフト2巡(全体67位)ルイジアナ州立大学出身のマイナー選手でMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキング14位。
ドミニカ共和国出身で2017年に18歳で契約したエゼキエル・デュラン二塁手は同ランキング15位。トレバー・ハーバー二塁手(兼外野手)は2020年ドラフト3巡指名の22歳で同ランキング22位。
救援右腕にプロスペクト3人を加えた大型トレードになった。
追加情報あり
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このトレードではヤンキースからレンジャーズへはギャロと共に元中日の左腕ジョエリー・ロドリゲスも移籍へとの報道あり。
The Joey Gallo trade is inching forward. The Yankees would get Gallo and LHR Joely Rodriguez from Texas for 4 minor leaguers: RHP Glenn Otto, 2B Ezekiel Duran, SS Josh Smith and 2B/OF Trevor Hauver. Neither team has announced it officially yet.
— Jack Curry (@JackCurryYES) July 29, 2021
アメリカ東部時間7月31日午後4時(日本時間8月1日朝5時)が、ウェーバーを経ないトレードの期限。