何度か紹介したが、今オフにメジャーで自身初のFAになった岩隈久志投手の争奪戦が始まろうとしている。
MLB移籍情報
GM会議が始まったメジャーで、デトロイト・タイガースのアビラGMが11日(日本時間12日)、マリナーズからFAとなっている岩隈が獲得リストにあることを認めた。
今季は最下位に低迷したタイガース。巻き返しに向けて「先発を2人補強するプランがあり、岩隈が候補リストの中にあることは確か。彼の安定した実績、経験をとてもポジティブに評価している」と明言した。
メジャー4年で47勝(25敗)を記録した岩隈だが、ア・リーグ中地区では、タイガースを除く4球団に対し、通算17戦11勝0敗というデータもある。
古巣のマリナーズが「岩隈久志を連れ戻すことは最優先の課題」として規定額の1年契約(今季は1580万ドル=19億4000万円)の「クオリファイング・オファー」(QO)を提示するなど残留を求めているが、この制度が導入されてから過去3年間で合意した選手はいない。
今季は、注目のFA選手がが多く、どちらかというと「買い手市場」のストーブリーグだが、やや不利とされるQO提示選手の岩隈にもドジャースやロイヤルズなど複数球団が興味を示し、新たにタイガースも加わったことになる。