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【MLB契約情報】岩隈久志がマリナーズとマイナー契約で再契約

 

岩隈久志マリナーズマイナー契約で再契約したというニュースが入って来た。

 

 

MLB契約情報

 

 

来年4月に37歳になる右腕は、今季オフにシアトル・マリナーズから来季の契約オプションを破棄されてフリーエージェント(FA)になっていた。

 

 

 

 

ジェリー・ディポートGMGM会議でメディアのインタビューに応えメジャー挑戦の大谷翔平イチロー外野手の復帰について語ると同時に、岩隈久志の去就についても語っていた。

 

 

岩隈は、右肩の負傷で5月に故障者リスト入り。その後は状態が上がらず、結局登板しないままシーズン中の9月27日には右肩のクリーニング手術を受けた。

 

 

今季の契約は一定の条件を満たした場合に1,000万ドル(約11億円)で自動更新されるべスティングオプション。しかし、条件を満たさなかった場合は、マリナーズ側に選択権があるオプションが付帯していた。

 

 

このオプションが有効になるには今季162イニングを投げるか、16年と17年の合計で324イニングを投げることが必要だった。昨シーズンは199イニングを投げていたため、残り125イニングで有効になるはずだった。

 

 

岩隈の実績をもってすれば約20試合ほど先発すれば、楽々とクリアできるオプションだったが、残念なことに今季は31イニングしか投げていない。

 

 

16年が33試合199イニング、16勝12敗(防御率4.12)。17年、6試合31イニング、0勝2敗。1,000万ドルの18年度契約は自動更新されず、マリナーズはクラブオプションを行使して契約を破棄。岩隈はフリーエージェント(FA)になっている。

 

 

岩隈久志

 

 

GMは「岩隈は来年は5月頃まで、投げられるか分からないので、どういう形になるか分からないが、彼も残留を望んでいる」と、岩隈側の希望を語ったうえで、球団として18年のクラブオプション額(1,000万ドル)を大幅減俸してメジャー契約するか、もしくはマイナー契約を含めて来季もマリナーズと再契約する方針である事を含ませた発言をしていた。

 

 

岩隈は、マリナーズひと筋で、MLB通算150試合136先発で63勝39敗2セーブ。防御率3.42。WHIP1.143、FIP3.86、勝率.618、与四球率1.88、K/BB3.86はいずれも同期間のア・リーグトップ10に入る好成績だ。

 

 

ヘルシーな状態に戻ればその実績と共に地元での人気もある。親日の球団というマリナーズのイメージもある。

 

 

肩の不安が解消できれば、マリナーズの安定した力になることは間違いない。じっくり治して、バウンスバックに期待している。