MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

中後悠平が来季もメジャー挑戦!今季はマイナーで50試合に登板

 

大谷翔平ダルビッシュ有の動向が気になるストーブリーグだが、日本人のメジャーリーグフリークとして忘れてはならない存在が昨年からメジャー挑戦中の中後悠平だ。

 

すでに帰国して来季に向けてのトレーニング中だが、2018年シーズンも今季と同じダイヤモンドバックス傘下のマイナーリーガーとしてメジャー40人枠を目指すというスポーツ紙の報道があった。

 

2年目の今季はメジャーの春季キャンプに招待されたが、多くの選手がそうであるように厳しい40人枠には残れなかった。

 

ただ、手応えはおおいにあった1年だという事をインタビューでも応えていた。

 

2Aと3Aで計50試合に登板し防御率2.53。2Aでは、初体験という長時間のバス移動など過酷な環境の中、日米通じて自己最多の試合数とイニング数(67回2/3)を記録した。

 

2Aでは、わずか4ヶ月間で140試合を戦う過酷なアメリカ南東部のサザン・リーグ・北地区のジャクソン・ジェネラルズ(テネシー州ジャクソン)に所属。

 

月間防御率で、

 

4月2.84

5月4.50

6月1.32

7月1.42

 

と推移し、前半は苦しんだが、後半は手応えのあったシーズンだった。フォームが安定しフォーシームが良くなった結果、左腕投手が課題の右打者に対してもツーシームやチェンジアップを使って、ファウルにならずにゴロで打ち取れるようになってきたという。

 

クローザー、セットアッッパー、ロングリリーフなど、チームが要求する様々な役割をこなしながら、チーム最多タイの48試合に登板した。そうした内容が評価され3Aリノのプレイオフにもロースター入りした。

 

中後悠平

 

 

ダイヤモンドバックスのマイク・ヘーゼンGMも「よく投げてくれていた。ユニークな投げ方の左腕。貴重な武器になってくれる」と評価。別の関係者によれば再びメジャーキャンプ招待の可能性もあるという。

 

メジャーのベンチ入り25人枠の中で左投げリリーバーの登録は多くても2人。ダイヤモンドバックスには傘下マイナーも含めて2A以上のレベルで9人の左投げリリーバーがいる。3A以上に絞れば5人。

 

このストーブリーグで多少の入れ替えはあるが、2年間の経験と実績は十分評価されるはずだ。来季、チャンスの順番が中後に訪れることに期待したい。

 

 

◇記事参考

https://news.yahoo.co.jp/byline/kikuchiyoshitaka/20170802-00074050/