フラッグディール・トレード情報
トレード・デッドライン前の動きが徐々に表面化してきた。嵐の前の小さな動きなのでまとめて紹介したい。ダイヤモンドバックスがちょっとしたファイヤーセールを始めたようだ。ただし、まだまだ種火段階で主力のファイヤーセールではない。
ヤンキースがヒックスの穴埋めとして外野手獲得
ヤンキースはダイヤモンドバックスとのトレードで俊足の外野手ティム・ロカストロを獲得。ヤンキースからはマイナー右腕のキーガン・カーティス投手が交換要員として移籍する。
ヤンキースでは正中堅手だったアーロン・ヒックス外野手が、左手首の腱鞘(けんしょう)断裂の修復手術を受け、今季中の復帰が絶望的となった。そのための補強だと考えられる。
28歳のロカストロはメジャー5年目の今季、55試合に出場して打率.178、本塁打1、打点5、盗塁5、OPS.491と第4の外野手程度の数字しか残してないが、メジャートップクラスのスピードが自慢で、デビューから29連続盗塁成功というメジャー新記録を持っているという。
ヤンキースは今季、チーム打率でMLB17位、得点数同23位、盗塁数同30位という稀にみる打撃力の低迷が問題になっており、ヒックスの交代として38歳大ベテラン、ブレット・ガードナーが出場しているが、ティム・ロカストロ外野手は、外野の守備要員とタイブレークでの2塁走者の代走などが考えられる。
アスレチックスはブルペン強化
アスレチックスは、ダイヤモンドバックスからリリーフのサム・モール投手を買収したと発表した 。この取引は選手同士のトレードではなく現金と引き換えになるようだ。
サム・モールは29歳の左腕。アスレチックスには2017年にも在籍しており11試合に登板しているが、キャリアの大半はトリプルAで、5シーズンで152.2イニング、防御率4.42を残している。
アスレチックスにメジャー40人枠の空きがなくサム・モールを傘下トリプルAのラスベガス・アビエイターズに登録している。