MLB契約情報
シアトル・マリナーズとの契約に合意した青木宣親外野手の続報が入った。フィジカルチェックをクリアし、頭部へのデッドボールによるコンカッション(脳震とう)の後遺症もないと判断された。
CBSスポーツによると、来季の年俸は550万ドル(約6億6000万円)。2年目の17年は年俸600万ドル(約7億2000万円)で、成績に応じて自動更新されるオプションになっているという。
また、いずれのシーズンも条件をクリアすると最高150万ドル(約1億8千万円)の出来高がプラスされ、と来季は最高で700万ドル(約8億4000万円)の年俸を手にすることになる。
青木は今季、ジャイアンツとの1年400万ドル(約4億8000万円)の契約を終えて、来季は550万ドル(6億6000万円)のチームオプションが行使されるのではないかとの見方が強かった。しかし、実際には破棄されて70万ドル(8400万円)のバイアウトを受けた。
青木の加入は、マリナーズが今季、固定できなかったリードオフマンとして期待され、外野の全ポジションを守れる万能外野手の加入に、ジェリー・ディポトGMも「われわれに柔軟性を生み出す機会を与えてくれた」と期待している。
Nori Aoki's press conference is about to begin. Watch live here: https://t.co/yNvvb5hRmL #Mariners pic.twitter.com/zDkcZQ2Pgl
— Seattle Mariners (@Mariners) 2015, 12月 4
背番号はロイヤルズやジャイアンツ時代につけていた「23」ではなく「8」に決まった。
GMが変わると多くのチームがそうであるように積極的な補強が目立つ。ディポトGM体制に変わったマリナーズもウィンターミーティングを前に6件のトレードやFA契約をまとめ、MLB公式サイトによると8人で総額9050万ドル(約111億万円)の補強を敢行している。
今後は、「最優先事項」としていた岩隈久志投手の引き留め交渉が残っているが、こちらは条件(契約金額)にかなりの開きがあるとの報道もある。