MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

岩隈久志、復帰の見込みは薄くフリーエージェント確実、日本球界復帰も視野!?

先発ローテの軸であるフェリックス・ヘルナンデスとジェームズ・パクストンが復帰したシアトル・マリナーズ。しかし、あの男の姿はない。

5月3日を最後にメジャーのマウンドから遠ざかっている岩隈久志だ。今季は6試合に登板して0勝2敗、防御率4.35。5月7日から故障者リストに入った。

その右腕が、日本時間10日に本拠地セーフコフィールドでシュミレイティッドゲームを行い、2イニング、30球を投げたという。

シアトルの地元紙『ニュース・トリビューン』電子版によれば岩隈は「日々改善されていると感じています。毎日この感覚をモチベーションにして、毎日努力しています」と、逆境に負けない彼らしいポジティブなコメントだった。

しかし、後日、球団公式サイトは「100パーセント無理だとは言わないが、復帰する可能性は非常に低い」とサーバイス監督のコメントを報じた。今季は、これで終了という宣言かも知れない。

岩隈久志

レギュラーシーズンは20試合を切った。時間がない。岩隈の来季はどうなるのか?

来季の岩隈久志の契約は一定の条件を満たした場合に1000万ドル(約11億円)で自動更新されるべスティングオプション。しかし、条件を満たさなかった場合は、マリナーズ側に選択権があるオプションになっている。

べスティングオプションが有効になるには2017年に162イニングを投げるか、2016年と2017年の合計で324イニングを投げることが必要。昨シーズンは199イニングを投げていたため、125イニングで有効になるはずだった。

岩隈の実績をもってすれば約20試合ほど先発すれば、楽々とクリアできるオプションだったが、残念なことに今季は31イニングしか投げていない。

マリナーズが来年4月には37歳となる岩隈久志に1000万ドル(約11億円)を支払うことは考えにくい。既にやり手のディポトGMは来季も契約がある先発投手マイク・リークを獲得している。

このままいけば球団オプションを破棄して、フリーエージェント(FA)となる可能性が強く、31イニングしか投げていない37歳の右腕に40人枠を開けて迎えてくれる球団があるのか、考えにくい。

FAになれば、買い手が付くかどうか。なかなか契約がまとまらず、ストーブリーグの最終盤(1月後半)にマイナー契約で、スプリングトレーニングに参加。といったベテラン選手が多い。メジャーの厳しい現実だ。そのまま引退の可能性もある。

メジャー6年で150試合に登板、そのうち先発が136試合。69勝39敗2セーブ。防御率3.42、WHIP1.143。714奪三振。FIP3.86も悪くない。

2013年にはMLBオールスターにも選出。この年は「サイ・ヤング賞」投票でも3位だった。2015年8月12日にはオリオールズ戦でノーヒット・ノーランを達成している。

岩隈久志

日本球界への復帰も考えられる。近鉄時代には、何度も息子と大阪ドーム藤井寺で岩隈を見た。2004年には開幕12連勝を飾った。楽天時代には08年に21勝を挙げた。そして、シアトル・マリナーズ

ずっと弱い球団を支えてきた岩隈。そんな懸命な姿が好きだった。日米通算170勝。あと30勝で200勝。とにかくどこでもいい岩隈の勇姿をもう一度見たい。「冬は必ず春となる」。

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