マリナーズの岩隈久志投手が現地6日、敵地でのアスレチックス戦で7回途中までを5安打、3奪三振、1失点と好投し、7勝目(3敗)を挙げた。
当初は現地4日のアスレチックス戦に登板予定だった岩隈だが、ここ5試合のうち3試合で100球以上を投げていたことで、ロイド・マクレンドン監督が「数日間の休養を与えたい」として、この日の登板に変更された。
この采配に応えた岩隈は、8月29日のホワイトソックス戦に続いて連勝を飾った。
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— Seattle Mariners (@Mariners) 2015, 9月 7
今季15試合目の登板。初回は2番のカナにセンター前へ抜けるヒットを許したが、後続を断ち9球で終わる。
立ち上がりには高めに浮く球が目立ったが、コントロールの良い岩隈に対して追い込まれたくないという打者心理からアスレチックス打線が初球から狙ってくるシーンが見られた。
2回も三者凡退、8球という岩隈ペースのピッチング。
3回にはシーガー三塁手の拙い守備(記録は内野安打)から2死一、二塁のピンチを招いたが、3番ボートを空振り三振に仕留め切り抜けた。
マリナーズ打線は、5回に1死満塁とするとマーテの打球はライト前に落ち、1点を先制。さらにシーガーのセンターへの犠牲フライなどで2点を加点し、この回3点を奪い岩隈をランサポート。
援護を受けた岩隈は5回、6回と三者凡退で打ち取ったが、7回1死からバトラーにバックスクリーン右に運ばれ、この日初の失点。続くクリスプに左前打を浴びたところで降板した。
マリナーズはその後、救援陣がリードを守り、3-2で勝利。9月に入り負けなしの5連勝。
岩隈は6回1/3を1失点に抑える今季6試合目のクオリティースタートで7勝目を手にした。この日は79球を投げストライクは52球。8月以降は5勝1敗で防御率は4.03となっている。