オルティスの500本塁打に期待!
いささかタイトルが大げさな感じがしますが、ボストン・レッドソックスの“ビックパピー”こと39歳のデビッド・オルティスが、今シーズン中に本塁打数で「500」の大台を突破する可能性があります。
現在466本塁打なので、あと34本塁打でメジャー27人目の500本塁打達成となります。
- 609本塁打のサミー・ソーサ(1989年~2007年/シカゴ・カブスなど)、
- 569本塁打のラファエル・パルメイロ(1986年~2005年/テキサス・レンジャーズなど)、
- 555本塁打のマニー・ラミレス(1993年~2011年/レッドソックスなど)
現役選手ではロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス(現在520本塁打)がいますが、プホルスを除いては、いずれも薬物使用疑惑でファンからの信頼を失っています。
そういう意味ではクリーンなオルティスが500本へ到達することは、彼の地元のボストニアン以外にもリスペクトされる記録でしょう。
記録達成の可能性はどうかというと、オルティスは2012年、故障などの影響で23本塁打に終わったものの、2013年は30本塁打、そして2014年も35本塁打と、再びホームランを量産しています。
監督の構想では、今季も1回に打席の回る3番に固定するということなので、500本塁打の大台は十分に射程距離だという意見が多いですね。
ほかには、2年ぶりにメジャーに復帰する予定のアレックス・ロドリゲス(ニューヨーク・ヤンキース)がいますが、彼も昨年、薬物規定違反によって1年間の出場停止処分を受け、1シーズンを丸々棒に振っています。また、2013年シーズンも44試合しか出場しておらず数々の記録がありますが、疑惑の選手はここでは取り上げないようにします。
投手では、トロント・ブルージェイズのマーク・バーリーが、あと1勝でメジャー通算200勝を達成します。
現役ピッチャーで200勝を達成しているのは
- ジャイアンツのティム・ハドソン(214勝)、
- ヤンキースのCC・サバシア(208勝)、
- ニューヨーク・メッツのバートロ・コロン(204勝)の3人しかいません。
投手の分業制や球数制限がある現在で、200勝は大きなハードルだと思います。バーリーはメジャー2年目の2001年から14年連続ふたケタ勝利をマークしており、その間ずっと1シーズン200イニング以上を続けています。まだ35歳なので、数年後には、現役最多勝投手になりそうです。