大谷翔平が度肝を抜く弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺さる同点3ランを放ちチームの勝利に貢献している。
MLB2024 NLDS
ナ・リーグのディビジョン・シリーズ(NLDS)がスタート。大谷翔平、山本由伸所属のドジャースが5日(日本時間6日)、ホームにワイルドカード・シリーズを勝ち上がったダルビッシュ有、松井裕樹所属のパドレスを迎えたGAME1は7対5でドジャースが先勝している。
前日の記者会見では緊張気味の山本に対して大谷は「小さい頃から練習してきてますし、こういう舞台でプレーしたいっていう思いでやってきています。そこが一番。やっぱり楽しみだなっていうことが、今は大きい」とコメント。
山本は、3イニング60球で被安打5、四球2、失点5という不本意な内容だったが、直前に登板日がGAME2から繰り上り、かわいそうな気がした。次の登板に期待したい。
大谷は定位置の「1番・DH」でスタメン出場。第1打席は相手の好投手、ディラン・シースのフルカウントから6球目、高めの4シームを叩いたが詰まり気味のレフトフライに倒れた。
そして第2打席。二死1、2塁で打席に入った大谷はカウント2-1からの4球目、再びチカラ勝負できた高めのストレートを逃さなかった。
シーズン「54本塁打&59盗塁」という前人未到の領域に到達したビーストには同じ球は通用しなかった。打球速度111.8マイル(179.9キロ)、飛距離372フィート(113.3メートル)、25度の弾丸ライナーでライトスタンドへ突き刺さった。大谷のポストシーズン初となる3ランホームランで試合は振り出しに戻った。
SHOHEI OHTANI TIES THE GAME!!! #NLDS pic.twitter.com/EkcONeweie
— MLB (@MLB) October 6, 2024
4回の第3打席は、一死1、2塁でパドレスの2番手の左腕モレホーンのフルカウントからの6球目、高めに浮いたシンカーを捉え、バットを折りながらもセンター前に運んでチャンスを拡大。
6回先頭の第4打席は空振り三振。8回一死1塁で迎えた第5打席も空振り三振に倒れた。
the Dodgers entered today 0-14 in their postseason history after trailing by 3+ runs thru the first inning
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) October 6, 2024
BUT THEY DIDN’T HAVE SHOHEI OHTANI THOSE FIRST 14 TIMES…NOW THEY DO!! https://t.co/vyObxaHw95
ドジャースは、ディビジョンシリーズの大事な初戦を白星で飾った。
大谷は、プレーオフ初本塁打を含む5打数2安打3打点でこの日も存在感を発揮。夢の舞台をヒリヒリしながら楽しんでいるようだった。