世界中の大谷翔平ファンは大谷が到達した大記録「50-50」の余韻に浸る時間はない。大谷翔平は次の試合で52号本塁打と52盗塁を決めた。大谷伝説は続いている。
大谷翔平 伝説
鳴りやまない翔平へのカーテンコール
試合前、ホームの大観衆から偉業達成をたたえるスタンディングオベーションで祝福された大谷翔平。
目標は個人記録ではなくあくまでチームが勝つこと。ブリュワーズが早くも地区優勝を決めたが、ドジャースは残り9試合でマッジック6。まだ決まっていない。
同じ地区優勝でも勝率で3番目(第3シード)になると不利な状況でポストシーズンが始まる。先発投手に主力の故障離脱が相次いでいるドジャースにとっては短期決戦では有利なシード権を獲得したいところだ。
そんな状況だけに大谷の視線は記録で大騒ぎしているメディアとは当然違う。
この日の大谷は、第1打席は空振り三振に倒れたものの、3回の第2打席はフルカウントと追い込まれたが、左腕カイル・フリーランドの低めのスライダーを技ありのセンター前ヒット。
5回二死2塁で迎えた第3打席ではフルカウントから見送ればボール球の胸元の約92マイルの4シームを弾き返した。
110.1マイル(約177キロ)で飛び出した打球はセンターバックスクリーン左へ。飛距離423フィート(約129メートル)、角度27度のビッグアーチだった。
大谷は地区優勝、ワールドシリーズに向けてこの逆転2ランでチームを鼓舞した。マイアミの興奮をロサンゼルスのファンにも届けた。
SHOHEI OHTANI HAS DONE IT AGAIN! pic.twitter.com/BFxz1dPWiV
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) September 21, 2024
大谷「52-52」
前日の試合では、日本選手初の6安打&3本塁打、球団新の10打点、2盗塁の歴史的一日を自らのバットで演出した大谷だったが、この日もこの後、7回の第4打席は一塁への内野安打で出塁し、今季52個目の盗塁を成功させ「52-52」まで偉業を更新した。
ドジャース地区優勝までマジック5
先発ローテーションの不安が続くドジャースはブルペンデー。それでも同地区のロッキーズに6対4で勝利。3年連続の地区優勝へマジック「5」にした。
大谷は4打数3安打2打点1盗塁。今季の打撃成績は打率.297、52本塁打、122打点、52盗塁、OPS1.013。fWAR7.7となっている。
早く優勝して大谷や主力を休ませたいが、とりあえず第2シード以上になればプレーオフ(PO)が始まるまで多少のインターバルもできるので、残りの8試合で勢いの出る勝ち方に期待したい。
SHOHEI OHTANI'S LAST 9 AT-BATS:
— MLB (@MLB) September 21, 2024
8-FOR-9
12 RBI
4 HOME RUNS
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