2024年のメジャーリーグは、ワールドシリーズ制覇を懸けたポストシーズン（プレーオフ）が日本時間10月2日からスタートする。
MLB2024 POSTSEASON
MLBのポストシーズン（プレーオフ）とは？
ご存じの方も多いと思うが、メジャーリーグのポストシーズンの概要を簡単に解説したい。
各リーグの3つの地区（東・中・西）の優勝チーム（1位）と2位チームの中から勝率の高い3チーム、両リーグ合計で6チームがプレーオフ出場権を獲得。よって同地区から2～3チームが進出することもある。
各リーグの地区1位の中から勝率上位の2チームがシード権を獲得してディビジョン・シリーズ（DS）から戦う。この2チームは本拠地からスタートできるホームアドバンテージが与えられている。
DSの前にはワイルドカード・シリーズ（WCS）はプレーオフの初戦として行われるステージで、DS進出を決める前哨戦になる。
WCSは、ワイルドカードで1位（最も勝率の高い）チームと、勝率2位のチームが対戦し、3戦中2勝を先に取ったチームがDSに進出する。また、地区優勝の中で勝率3位のチームと、ワイルドカードの3位チームも対戦、3戦中2勝を先に取ったチームがDSに進出する。
この時点で各リーグ4チームに絞られ。地区優勝で勝率1位のチームは、ワイルドカード1位と2位の勝者と対戦。地区優勝の勝率2位のチームは、地区優勝3位のチームとワイルドカード3位の勝者と対戦する。ここからは5試合制。5戦のうち3勝を先に勝利した各リーグの2チームがリーグチャンピオンシップ・シリーズ（LCS）へと進む。
「リーグ優勝決定戦」とも呼ばれるリーグチャンピオンシップ・シリーズ（LCS）は、各リーグのトップ2チームが対戦するステージ。ここからは7試合制で、4勝を先に挙げたチームが勝者となりワールドシリーズ（WS）進出が決定する。
ワールドシリーズは7試合制で先に4勝したチームが世界一の栄光を手にすることになる。ホームアドバンテージは、レギュラーシーズンでの勝率上位チームに与えられる。
今季は日本時間10月2日から始まってワールドシリーズ第7戦が日本時間11月3日と、およそ1ヶ月間にわたって行われるが、今季から史上初めて、ワールドシリーズにフレキシブルな日程が採用される。
もし、両リーグの優勝決定シリーズ（LCS）が5試合以下で終了した場合は、ワールドシリーズ開幕まで間隔が空くことを避けるために、ワールドシリーズ開幕を日本時間10月26日から同23日に前倒しすることになった。
