MLB メジャーリーグ物語

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MLB2024 パドレス、タイガース、ロイヤルズがWCS突破して地区シリーズへ進出決定

 

第1シードでポストシーズンを戦うドジャースの地区シリーズ(ディビジョン・シリーズ=DS)での対戦相手がパドレスに決まった。

 

MLB2024 ポストシーズン

 

 

 

両リーグの1位(第1シード)、2位(第2シード)に挑戦するDS進出をかけた8チームによるワイルドカード・シリーズ(WCS) 4試合が開催され西地区2位パドレスが東地区2位ブレーブスに連勝してDS進出を決めた。

 

日本時間2日のGAME1を4対0で制したパドレス。GAME2でもブレーブスに先制されたが、2回二死から9番カイル・ヒガシオカの2試合連続アーチで同点。

 

続く1番ルイス・アラエス、2番フェルナンド・タティスJr.、3番ジュリクソン・プロファーの連打で満塁とし、4番マニー・マチャドの2点タイムリー2塁打で勝ち越した。

 

さらに5番ジャクソン・メリルがセンターオーバー2点タイムリー3塁打を放ち、怒涛の6連打で一挙に5点を奪って逆転に成功。そのリードを先発ジョー・マスグローブ以降の5人が守り切って5対4で連勝。2年ぶりの地区シリーズ進出を決めた。

 

 

 

 

ドジャースのホームで始まるナ・リーグドジャースパドレスの地区シリーズ(NLDS)は日本時間6日から始まる。同地区ライバルの両チームが対戦することになるが、レギュラーシーズンは5ゲーム差でドジャースが地区優勝。ただ、直接対決ではパドレスが8勝5敗と勝ち越している。

 

ご存じのようにパドレスにはダルビッシュ有投手と松井裕樹投手が所属。一方のドジャース大谷翔平と山本由伸をアクティブロースター26人に登録。

 

大谷翔平は定位置になった「1番・DH」での出場が濃厚。山本由伸を日本時間7日GAME2で先発させることを発表しており、山本対パドレスの打線の対決にも注目だ。

 

WCS残りの3試合は、ブリュワーズがメッツに勝利して対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

 

 

 

因縁の対決だったヒンチvs.アストロズ

 

ア・リーグのWCS2試合はロイヤルズがオリオールズに連勝してシリーズを突破。タイガースが第3シードで西地区覇者のアストロズに連勝して、中地区覇者ガーディアンズが待つDSへの進出を決めた。タイガースのDS進出は2014年以来、10年ぶり。

 

2017年から7年連続でア・リーグ優勝決定シリーズに進出している強豪アストロズを元監督のA.J.ヒンチが率いるタイガースが止めた。

 

ヒンチ監督は、サイン盗み問題の責任をとってアストロズの監督を解任されたが、一部のメディアではバットでサイン盗み用のモニターを数回に渡って破壊するなどサイン盗み体制への抵抗を図ったことも伝えられ、アストロズが首を切った人物率いるチームに敗れたことは、皮肉な結果と言えるだろう。