ヤンキースのジーターが今季限りで引退を表明!
ニューヨーク・ヤンキースのキャプテンで、5度のワールドシリーズ制覇に貢献したデレク・ジーター遊撃手が12日、今シーズン限りで現役を引退すると表明した。
39歳のジーターは、自身のフェイスブックに「心では分かっていた。2014年シーズンがプロとして野球をする最後の年になると。これまで自分は野球をすることに全力を注いできたから、まったく悔いはない」と、いまの心境を綴った。
1995年のデビュー以来ヤンキース一筋で、ジーターも含めて “コア4” と呼ばれた盟友マリアノ・リベラ、アンディ・ペティットも昨年引退し、チームの黄金期を支えた最後の1人となっていたが、昨季は2012年のポストシーズンに負った左足首骨折の影響で、17試合の出場にとどまるなど不本意な結果に終わっていた。
ジーターは、「去年は自分にとって試練だった。相次ぐけがに悩まされ、いつも簡単に楽しくやっていたことに苦戦し始めた」とコメント。「自分にいつも言い聞かせてきたことがある。それは、野球がただの仕事だと感じるようになったら、別の道を歩む時期だということ」と現役を退く決断に至った理由を述べた。
現役時代ともにプレーし、現在チームを指揮するジョー・ジラルディ氏は、「ジーターは長年に渡ってチームの顔としてプレーしてきた。彼はチームのことをつねに考え、勝つことだけに集中していた。ともにプレーしたことや、監督として彼を指揮できたことは本当にうれしかった」と語っている。
まだ、ラストシーズンがあるので、こんな記事は拙速かもしれないが、ジーターには、ヤンキース史上最高の遊撃手という評価がある。ヤンキースは、18人(8番と42番が2人いるので16種)の背番号が永久欠番となっており、ジーターの背番号「2」はヤンキースの19人目の永久欠番になるだろう。実績から見てもMLBの殿堂入りは間違いない選手だ。
デレク・ジーター獲得タイトル・記録
ルーキー・オブ・ザ・イヤー (MLB)新人王:96年
シルバースラッガー賞シルバースラッガー賞 5回:06年~09年、12年
ゴールドグラブ賞ゴールドグラブ賞 5回:04年~06年、09 - 10年
MLBオールスターゲームオールスター選出 13回:98年~02年、04年他
シーズン安打試合数135:99年 ※メジャータイ記録
※オールスターゲームとワールドシリーズ両方のMVPを同じ年に受賞した選手は、MLB史上ジーターのみである(2013年シーズン終了時点)。