開幕戦の延期が決まり、寂しい気分のメジャーリーグファンも多いだろう。そこで、MLB公式サイト「MLB.com」では、「1 classic game to watch online for each team」と題して30球団の記憶に残る試合を紹介している。
これらの試合はYouTube のMLB Vaultアカウントから無料でフル・アーカイブを見ることができる。また、MLBアカウントにはさらに多くのゲームがある。
「MLB 2019 Lookback」は昨シーズンを振り返る4分間のダイジェスト版だが、冒頭ではイチローの東京ドームでの引退試合が紹介されている。
「1 classic game to watch online for each team」で紹介されているゲームの中には、例えばヤンキースではデレク・ジーターの2014年9月25日の本拠地最終戦をピックアップしている。
ヤンキースの“コア4”と言われ、長年ブロンクスのファンを魅了したジーターの最終戦は日本でも放送された。ちなみに、この試合では先発の黒田博樹がわずか8球で2本塁打を献上し、幸先の悪い出足になったが、ジーターは、5-5の同点で迎えた9回裏に一・二塁間を抜ける打球を放つと、これが劇的なサヨナラヒットになって自らの本拠地最終戦に花を添えた。
最後は"コア4"のマリアノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティットやバーニー・ウィリアムス、ティノ・マルティネス、ヤンキース前監督のジョー・トーリがグラウンド内に集まり、ジーターを迎えた。
この試合は中継を見ていたのでイチローとハグする姿は印象深い。ジーターはフランク・シナトラの名曲『マイ・ウェイ』が流れるなかダイヤモンドを一周し、ヤンキー・スタジアムに別れを告げた。
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