メジャーリーグのポストシーズンはまだまだ続いているが、2023年から24年オフのフリーエージェント(FA)市場は、水面下ですでに始まっている。
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FA市場の選手たち第1弾はスターター(先発投手)に注目してみたが、ここではこのオフにFA市場で個人的に注目のリリーバーたちをピックしていきたい。
リリーバー(救援投手)は、単年契約や長くても2~3年契約が多いため、毎年FA市場で人材の多いカテゴリーかもしれない。
《2023年オフにFAになるリリーバー》
■ ジョシュ・ヘイダー
29歳のヘイダーは今季、見事な復活を遂げ球界屈指のクローザーとの評価を取り戻した。防御率1.28、FIP2.69、33セーブ。
ブリュワーズ時代ほどの威圧感はないような気もするが、9イニング換算の奪三振率13.6は抜群の数字だ。年俸調停4年目だった今季年俸は1410万ドル。
■ ジョーダン・ヒックス
来季は28歳。34~35歳前後が多いこのカテゴリーでは若い方だ。2019年に14セーブを挙げたが、その年の途中にトミー・ジョン手術。翌20年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全休。
今夏のフラッグディールトレードでカージナルスからブルージェイズへトレードされた。ブルージェイズでは25試合24イニングで防御率2.63、FIP3.63。
カージナルス時代から制球力は改善されたが奪三振率は12.7から8.3と平凡な数字になった。初のFA。若いので年平均400万ドル前後の複数年契約の可能性はあるだろう。
■ 藤浪晋太郎
来季は30歳。今季の年俸は325万ドル。プレーオフのロースターを外れた藤浪はそのまま退団となる可能性が高い。藤浪もFA市場のリリーバーの中では若い方で、金額はともかく複数年契約を結びたい。
▽そのほかのFAリーリーバー
()は現在の年齢
■ ウィル・スミス(34)
■ クレイグ・キンブレル(37)
■ アロルディス・チャップマン(35)
■ マット・ムーア(34)
■ チャド・グリーン(32)※
■ カービー・イエーツ(36)※
■ アンドリュー・チャフィン(33)※
■ ホルヘ・ロペス(30)
■ アーロン・ループ(35)
■ マイケル・フルマー(30)
■ ブラッド・ハンド(33)※
※球団オプションあり、破棄されればFA市場に。
※ミューチュアルオプション。