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【MLB移籍情報】澤村拓一、獲得希望球団なくレッドソックス傘下3A所属へ

 

レッドソックスは31日(日本時間9月1日)、同球団からDFAとなっていた澤村拓一投手が、傘下3Aのウースターに所属することになったと発表した。

 

MLB移籍情報

 

 

澤村はウエーバー公示されたが期限までに獲得希望球団がなく、MLBサービスタイム(メジャー登録日数)が3年未満で、これまでに「アウトライト」された経験もないため、「アウトライト」を拒否してフリーエージェント(FA)になる権利を持っていない。

 

そのためメジャー出場の前提となる40人ロースター外の選手としてレッドソックスのマイナーに残留することが決まった。

 

今季はここまで49試合に登板して50回2/3を投げ、1勝1敗、3ホールド、防御率3.73、40奪三振を記録。それほど酷いスタッツでもなかった。

 

一部のメディアでは与四球率やWHIPが昨年より改善したものの奪三振率は10.36から7.11に低下。防御率も3.06から3.73に悪化したことがDFAの要因だったように報じていたが、FIPは5.00から4.17に改善しており、結局は契約の問題が最大の原因だった。

 

レッドソックスオリオールズにも抜かれて地区最下位に低迷しポストシーズンも厳しい状況下で、フロントは来季に向けてのコストカットを含む編成を考えた今回の措置だった。

 

今季の希望がなくなった球団は、若い人材(より安い契約の選手)を登用して試してみる期間に入っている。

 

地元メディアによると、来季のオプションは効力を残し、球団側が行使する場合は、出来高などのエスカレーション条項次第で、300万ドル~400万ドル。澤村側が行使する場合は、60万ドル~220万ドルと幅がある。

 

また、同じタイミングでDFAとなったオースティン・デービス投手はツインズに移籍することになったと報じられた。

 

澤村の契約詳細は下記で紹介しているので気になる方は参考にしてほしい。

 

 

レッドソックスが澤村拓一らをDFA、締め切り前のウェーバーでPSでの登板も可能! - MLB メジャーリーグ物語