MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

メジャーリーグの労使交渉、連邦調停局の仲介で締結するのか?

長期化する労使交渉だが、バッテリー間のスプリングトレーニングが始まるまで約2週間に迫り、その前の契約交渉、外国人選手のビザ申請などの諸手続きを考えると“待ったなし”の状況になってきた。

 

 

MLBMLBPACBA情報

 

イムリミットが迫る状況下で、労使交渉を進展させるために3日(日本時間4日)、オーナー側が連邦調停局(Federal Mediation and Conciliation Service=FMCS)に仲介を要請したという。

 

 

 

FMCSは、紛争解決のための米国最大の公的機関だが、オーナー側がFMCSに仲介を要請したからといって、選手会は必ずしも要請に応じる必要はなく、米スポーツ専門メディア「ESPN」によると、1981年、94年もFMCSの労使交渉介入はあったが、解決の手助けにはならなかったという。

 

 

ただ、MLB公式サイトの報道では、FMSCは過去にNFLフットボール)、NHL(アイスホッケー)、MLS(サッカー)など、様々なスポーツにおける労使交渉の解決を支援した実績があるということなので、微かな希望はあるかもしれない。

 

 

これまで4回交渉が行われている今回の労使交渉に関してはYoutubeで動画を配信されているMNsportsさんの動画がとても分かりやすいので、そちらを参照して欲しい。

 

 

 

 

今回の連邦調停局の仲介でCBAを巡る交渉が進展し、締結されることに期待したいが、メジャーリーグ選手会(MLBPA)は2020年シーズンの開幕問題でも、最後まで主張を曲げず、選手の権利の擁護という方針を貫いた。

 

 

MLBPAを構成する役員8人のうち5人(ザック・ブリットン、ゲリット・コール、ジェームス・パクストン、マックス・シャーザー、マーカス・セミエン)は敏腕代理人スコット・ボラス氏の顧客だ。最後の最後まで徹底抗戦するかもしれない。