MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】ネルソン・クルーズがレイズへトレード移籍

 

水面下の交渉が、いよいよ表面化してきた。現地時間7月21日(日本時間22日)、ツインズとレイズの2対2のトレードが成立した。このトレードではネルソン・クルーズがレイズへ移籍する。

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

ツインズは、指名打者(DH)ネルソン・クルーズとマイナー右腕のカルビン・ファウチャーをレイズへ放出。レイズからツインズへはジョー・ライアンドリュー・ストロットマンの両プロスペクト右腕が差し出される。

 

 

このブログでも6月19日の記事で紹介したが、今季優勝候補ながら地区4位に低迷しているツインズが「売り手」になった場合、トレード期限前の注目選手だったのは、野手ではネルソン・クルーズアンドレルトン・シモンズ遊撃手

 

 

投手ではマイケル・ピネダ、J.A.ハップ、アレックス・コロメイ、ハンセル・ロブレス、マット・シューメイカ

 

 

それぞれ今季終了後にフリーエージェント(FA)になる選手たちだが、クルーズはここまで打率.294、19本塁打、50打点、OPS.907をマークし、41歳になる今季も衰えを知らない。DH制のあるア・リーグの球団で破壊力が欲しいレイズにはフィットするかもしれない。

 

 

クルーズとともにレイズへ移籍するファウチャーは25歳の右腕。今季は2A級で19試合に登板して1勝1敗1セーブ、2ホールド、防御率7.04という成績を残している。

 

 

ツインズへ移籍するジョー・ライアンとドリュー・ストロットマンのマイナー選手2人は、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは、ライアンはレイズの10位、ストロットマンは同17位にランクインしている。

 

 

25歳のライアンは2019年にマイナー3階級合計で9勝4敗、防御率1.96を残し、今季は3A級で12試合(うち11先発)に登板して4勝3敗、防御率3.63をマーク。現在はアメリカ代表の一員として東京五輪に参加中。

 

 

ストロットマンも25歳の右腕で、今季はライアンとともにAAA級の先発ローテーションの一角を担い、ここまで13試合(うち12先発)に登板して7勝2敗、防御率3.39をマーク。

 

 

ライアンは、昨年11月にルール5ドラフトからのプロテクトとして40人ロースター入りを果たしており、今季中にメジャーにコールアップされる可能性もあるかもしれない。