MLB メジャーリーグ物語

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Rソックスのペドロイア二塁手が引退を表明

08年のア・リーグMVP

 

レッドソックスダスティン・ペドロイア二塁手が現地2月1日(日本時間2日)、37歳で引退を表明した。

 

この数年は、左膝の故障が原因で長期離脱していていたので、フェンウェイでの雄姿を見ることができなかったが、上原浩治田澤純一ワールドシリーズを制した頃の戦士が、また、姿を消すことになって寂しい気分になる。

 

 

 

ボストンストロングを支えた一人

37歳のペドロイアは04年のドラフトで2巡目指名でレッドソックス入り、06年8月のデビュー以来、17年間をレッドソックス一筋で過ごした。

 

メジャー14年間で1512試合に出場。打てる二塁手として通算打率.299、出塁率.365、OPS.805をマークした。オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞4度、シルバースラッガー賞1度など、レッドソックスの主力選手の一人だった。07年、13年、18年と3度のワールドシリーズ制覇も経験した。

 

08年にはアメリカンリーグのMVPにも輝き、デビッド・オルティーズと共に1931年から数えて3度のワールドシリーズ優勝を経験した2人目の選手となった。

 

13年春には「ボストンマラソン」で悲惨なテロ事件が起こり、「BOSTON STRONG」という合言葉でワールドシリーズを制し、感動を与えてくれた。ペドロイアもその時の戦士たちの一員だった。

 

 

 

 

マニー・マチャドの激しいスライディングで負傷

 

マチャドを攻めるつもりはないが、17年4月のオリオールズ戦でマニー・マチャド(現パドレス)からスライディングを受け、左膝を負傷して長期離脱。

 

オフの10月25日に左膝軟骨の修復手術を受けたが、この故障が完治せず、18年は3試合、19年は6試合のみの出場に終わり、昨季は1試合も出場できなかった。

 

二塁手はこうしたプレーで引退に追い込まれることがよくある。レイズ時代の岩村明憲(現福島レッドホープス監督)も好きな選手だったが、09年5月のマーリンズ戦でクリス・コグランの激しいスライディングを受けて左膝前十字靱帯を部分断裂して長期の故障者リストに入り、結局、これが原因で選手寿命を縮めている。

 

 

 

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