MLBトレード情報
1対5の大型トレードがようやく成立
MLBを代表する大型三塁手ノーラン・アレナードのカージナルス移籍が1日(日本時間2日)、ようやく正式に決まった。カージナルスも下記のような画像付きのツイッターでアレナードの移籍を公式に発表した。
Here comes Nolan... pic.twitter.com/NQ8dYa41b3
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) February 2, 2021
アレナードひとりに対してカージナルスがまとめたパッケージは5人の選手達で、1対5の大型トレードに発展したようだ。
USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールの報告によると、トレード成立のための最後のハードルだった「メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は複雑な取引を承認した。」ということだ。
トレードの中身は?
カージナルスが差し出した選手はオースティン・ゴンバー、エレウリス・モンテロ(8位)、マテオ・ギル(22位)、トニー・ローシー(19位)、ジェイク・ソマーズの5選手で、ほとんどがカージナルス内プロスペクト・ランキングで30位以内の選手たちだ。
このうち左腕オースティン・ゴンバー投手は、メジャーのマウンドを経験している。
カージナルスはロッキーズからゴールドシュミットに続く大型補強に成功
アレナードは18年の12月に移籍したポール・ゴールドシュミットに続くロッキーズからの加入だが、19年のキャンプ前にロッキーズと8年総額2億6000万ドルの大型契約を結び全球団へのトレード拒否条項がついていた。今回は、それを破棄しての移籍。
さらに2022年と23年の選手オプション(オプトアウト権)が付いて現行の契約が1年延ばされて2027年までとなるようだ。
ロッキーズは、このトレードで5名を獲得したが、最大で5100万ドルを負担するためカージナルスに支払う。
混戦の地区がさらに激戦に!
カブスの若手が台頭し、ブルワーズやレッズの戦力補強で、毎年混戦のナ・リーグ中部地区だが、ロッキーズから移籍したゴールドシュミットとアレナードの破棄力あるコンビの誕生やダルビッシュ有、トレバー・バウアーの移籍で激戦地区の勢力図は塗り替えられるかもしれない。
The Cardinals have a star at the hot corner. pic.twitter.com/bmgH4hergz
— MLB Stats (@MLBStats) February 2, 2021