MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カージナルスが怒涛の17連勝でワイルドカードの滑り込みに成功

カージナルスが球団記録を更新する17連勝を逆転で飾り、ナショナル・リーグ(NL)のワイルド・カード第2ポットを獲得した。

 

 

 

MLB2021

 

カージナルスが17連勝

 

カージナルスは28日(日本時間29日)、ブルワーズを6対2で逆転。25日(同26日)に更新した球団記録の15連勝をさらに更新した。

 

40歳のアダム・ウェインライトが6回失点2で16勝目(7敗)をマーク。ウェインライトは、今季は登板回数200イニングもクリアして大車輪の活躍だった。

 

カージナルス投手力で先発陣がMLB12位、ブルペンが同13位と、前半戦の不振を反映して、数値的にはそれほど高くはないが、37歳左腕ジョン・レスターや38歳左腕のJ.A.ハップらの経験豊かな投手たちが、先発ローテーションを支えた。

 

さらに、前半戦に故障のため離脱していた元NPB読売ジャイアンツの右腕マイルズ・マイコラスも8月ごろから戦列に復帰した。マイコラスやレスターは2018年に18勝している投手だ。

 

ブルペンもメジャー4年目29歳の新クローザー、ジオバニー・ガジェゴスが71試合で防御率3.10、FIP2.73とキャリアハイの活躍。セットアッパーの右腕ルイス・ガルシアアレックス・レイエスらと勝利の方程式を形成して貢献した。

 

 

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勝利のフィロソフィーがあるカージナルス

 

19世紀からの長い歴史がありながら極端に低迷する時期のないカージナルス

 

ヤンキースに次ぐワールドシリーズ11回の制覇。リーグ優勝23回。この10年間でも7回プレーオフに進出している。

 

このチームには勝利のフィロソフィー(哲学)があるような気がする。

 

近年ではポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナードをFAで補強したものの、けっして派手な補強をせず、長期的視野でのチームづくりを進めている。そんなイメージのあるMLBでは数少ない「モデル・フランチャイズ」かもしれない。