カージナルスが球団記録を更新する17連勝を逆転で飾り、ナショナル・リーグ(NL)のワイルド・カード第2ポットを獲得した。
So you’re saying there’s a 2.8% chance… pic.twitter.com/5M3LWxJRCO
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) September 29, 2021
MLB2021
カージナルスが17連勝
カージナルスは28日(日本時間29日)、ブルワーズを6対2で逆転。25日(同26日)に更新した球団記録の15連勝をさらに更新した。
40歳のアダム・ウェインライトが6回失点2で16勝目(7敗)をマーク。ウェインライトは、今季は登板回数200イニングもクリアして大車輪の活躍だった。
カージナルスは投手力で先発陣がMLB12位、ブルペンが同13位と、前半戦の不振を反映して、数値的にはそれほど高くはないが、37歳左腕ジョン・レスターや38歳左腕のJ.A.ハップらの経験豊かな投手たちが、先発ローテーションを支えた。
さらに、前半戦に故障のため離脱していた元NPB読売ジャイアンツの右腕マイルズ・マイコラスも8月ごろから戦列に復帰した。マイコラスやレスターは2018年に18勝している投手だ。
ブルペンもメジャー4年目29歳の新クローザー、ジオバニー・ガジェゴスが71試合で防御率3.10、FIP2.73とキャリアハイの活躍。セットアッパーの右腕ルイス・ガルシア、アレックス・レイエスらと勝利の方程式を形成して貢献した。
■勝利のフィロソフィーがあるカージナルス
19世紀からの長い歴史がありながら極端に低迷する時期のないカージナルス。
ヤンキースに次ぐワールドシリーズ11回の制覇。リーグ優勝23回。この10年間でも7回プレーオフに進出している。
このチームには勝利のフィロソフィー(哲学)があるような気がする。
近年ではポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナードをFAで補強したものの、けっして派手な補強をせず、長期的視野でのチームづくりを進めている。そんなイメージのあるMLBでは数少ない「モデル・フランチャイズ」かもしれない。