MLBの移籍市場もサンクスギビングデー(感謝祭)から12月上旬のウィンターミーティングまでに徐々に動きがでてきた。その動きは、大谷翔平や山本由伸が決まらなければ加速しない部分もあるが、カージナルスは着々と補強を進めている。
MLB契約情報
カージナルスが先発ローテの編成に成功
先発ローテーションの再構築が今オフの最大の課題だったカージナルス。
ジョン・モゼリアック編成本部長も「先発投手を3人獲得したい」とコメントしていたが、早々と3人目の先発投手を獲得した。
カージナルスはランス・リン、カイル・ギブソンに続いて先発右腕ソニー・グレイと3年総額7500万ドルで契約した。セントルイスの地元紙によれば契約は4年目が球団オプションで、それを行使した場合、4年総額1億ドルになるという。
34歳のグレイはメジャー11年間で5度の2ケタ勝利を含む通算98勝を挙げている右腕。
今季はツインズで32試合に登板して184イニングを投げ、8勝8敗、防御率2.79、183奪三振をマークした。 メジャー通算では防御率3.47。
Forecast: ☀️ We have signed 2023 AL Cy Young finalist Sonny Gray to a three-year contract that includes a club option for 2027! #STLCards pic.twitter.com/YBn5EWETmL
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) November 27, 2023
ヤンキース時代の2年間はニューヨークメディアの雑音やプレッシャーに負けたのか防御率4.51と期待された活躍はできなかったが、レッズでの3年間は防御率3.49、ツインズでも2年間で防御率2.90とエース級の活躍を見せている。
カージナルスは早々と先発ローテを確定
今季のカージナルスは先発陣のチーム防御率がMLB30チーム中26位と低迷したが、早々と頭数は実績あるベテラン投手で揃えた。
ソニー・グレイ、マイルズ・マイコラス、ランス・リン、カイル・ギブソン、スティーブン・マッツと実績ある5人だ。
ただし、5人とも30代で一番若いマッツが32歳。ギブソンやリンは36歳と長いシーズンでスタミナが気になる年齢だ。