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【MLB移籍情報】マリナーズとブレーブス間でトレード成立

 

メジャーリーグの冬の祭典ともいうべき「ウインターミーティング」がテネシー州ナッシュビルで日本時間12月5日より3日間開催されるが、この一大ジョブフェアを前にマリナーズブレーブス間で複数の選手が動くトレードが成立している。

 

 

トレード情報

 



このトレードでマリナーズは、ジャレッド・ケルニック外野手、マルコ・ゴンザレス投手、エバン・ホワイトの3選手と金銭を付けて差し出し、一方のブレーブスは引き換えにジャクソン・コワーとコール・フィリップスの両右腕を差し出すトレードだ。


ブレーブスはマイナー時代からトップ・プロスペクトと期待されていた24歳のケルニックを獲得してエディ・ロサリオがFAとなって空いている左翼を守らせる可能性が考えられる。


ケルニックはメジャー3年目の今季、105試合に出場して打率.253、11本塁打、49打点、13盗塁、OPS.746を記録。900万ドルのロサリオの後釜で未知数の部分もあるが、MLS(サービスタイム)1.169なのであと数年はコントロールできる。

 

 

 

 


さらに31歳の先発左腕ゴンザレスは、2ケタ勝利4度の実績ある技巧派投手だったが、今季は故障で10試合にとどまり、若手投手たちの台頭ではじき出された感じだ。一時は先発ローテーションを支えていた時期もあったがプロの世界は厳しい。


エバン・ホワイトは27歳の一塁手。2017年のドラフト1巡指名(全体17位)でシアトル・マリナーズから指名を受けて入団したプロスペクトだったが故障が多くついに放出された。


マリナーズが獲得したジャクソン・コワーは先月のカイル・ライトとのトレードでブレーブスへ放出されていたが、再びトレードされることになった。もう一人の左腕コール・フィリップスは20歳の右腕。故障によりマイナーでも投げていない投手。


3対2の複数トレードだが、マリナーズは大した戦力アップでもなく明らかに今後の補強戦略を考えてペイロールに余裕を持たすことが狙いのトレードだろう。